毎年貰っている『ねんきん定期便』のはがきをもとに、過去13年間の年金の支払い状況をチェックしてみた。
【目次】
まず過去の支払い金額を確かめた
納付書の控えがあるものはそれを合算するだけなので簡単である。その他の期間で口座振替によって支払った国民年金は、その年の保険料×期間分を計算していく。
学生だった期間の一部で申請により支払い猶予を受けており、2年2か月は未払いの期間があることを確認した。
一番面倒なのはOL時代の厚生年金の計算で、収入に応じて金額が変わっているので給与明細を見ながら計算した。ここで、賞与に対しても年金が引かれていることにいまさら気づく。このあたりは当時、全く頓着していなかった。明細がない(捨ててしまったらしい)期間は推測により金額を出していく。
こうして合算した推測額と、『定期便』に記載の支払い済み金額に大差なく「たぶん合っているであろう」ということにした。
厚生年金の支払い金額のデータがない
今回初めて「ねんきんネット」にアクセスして、支払い済みの期間についてはバッチリ確認が取れた。しかし月ごとの支払い「金額」については、スマホ画面では確認できなかった。
改めて調べてみると、サラリーマンは4〜6月までの収入に応じ決められた額を9〜8月まで支払う仕組みになっているようだ。そのため一部でも給与明細があれば月ごとの金額は推測できるが、賞与はそのときによって違うわけで、給与明細を捨ててしまうと厚生年金をいくら払っているかわからなくなる。世のサラリーマンはどうしているのだろうか? 皆さん、チェックしていますか?
また、厚生年金は会社側が被保険者と同額を加算して納めているはずだが、『定期便』記載の額は被保険者負担分のみの計算とのことである。(ホームページに注意書きがあった。)
将来、いくら貰えるのか?
「ねんきんネット」の試算によれば、私は65歳から月額67,000円いただける計算である。(厚生年金を4年払い、猶予のまま未払いの期間が2年2か月。その他の期間は60歳になるまで国民年金を払い続けたとする。)
これから支払う見込みの総額に対して67,000円で割ると、8年半で回収できる計算となる。74歳まで元気に生きて年金を受給しなければ…という、新たな人生の目標を得た。(笑)それ以降は、長生きするほど丸儲け。朗報である。
年金をすこしでも増やすには
今後私の年金額をアップする方法としては、
未払いとなっている約40万円を期限までに追納する
「国民年金基金」に入り、7,000円を月額に加算
または「付加年金」の400円を加算して払う
などがある。
20代の頃は「年金制度は破綻するのではないか」と不安だったが、33歳現在「この国の財政が破綻しないよう、がんばって税金を払っていこう」とポジティブに考えている。また、マイナンバー制度開始によって、数年以内に「脱税防止」「生活保護の不正受給防止」などによる税収効果が現れるのではないかと期待する。