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なにか新しいこと日記

[3の倍数日に更新] 都内で働く30代キャリアウーマンが新しいことにトライしてみた日々の記録。

ラスコー展、おもしろかった!

ジョヴァンナです。

上野・国立科学博物館で開催中のラスコー展に行って来ました。

特別展「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」

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仕事の空き時間に混雑情報をチェックしたら「待ち時間なし」と書いてあったので安心してささっと行って来ました。

(混雑情報は、上記サイトをご覧ください。)

この展覧会、精巧なレプリカが展示の中心で写真OKゾーンが広いのが特徴です。ウッキウキで、スマホでたくさん写真撮ってきたよ!

小学生のお子様を連れて行っても充分楽しめると思います。

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 詳しい情報は公式サイトを見ていただくとして… 。

このブログでは私なりにおもしろかった点を紹介したいと思います。

【目次】

 

洞窟は、暗かった

まず勘違いしていたのは、ラスコーって山にポッカリと空いた広いほら穴をイメージしてたら全然違いました。地上に開いた裂け目から犬を追って入り込んだ少年が、偶然に発見した洞窟で、地下のため普段は真っ暗だそうです。全長は約200m。光が入らない長〜い洞窟に、灯りと顔料を持ち込み、天井近くにハシゴを掛けて大きな絵を描いているのです。

 

普段人が生活するような空間ではありません。祭祀を行う、特別の部屋として使っていたんじゃないかなーと思います。

 

壁画の芸術性

絵の構図は、明らかにアートとして考え抜かれています。

例えば20頭もの馬を描いた図。そのほとんどが入口側、左手方向に頭を向けているのに対して、先頭の3頭だけが反対を向いてまるで群れと対話しているような図です。

さらに、絵の中程には大きな黒い牝牛が馬の上に重ねて描かれています。ぱっと見には下の馬は塗りつぶされているのでわかりません。

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色褪せた壁画のレプリカを見る限り輪郭は薄れて曖昧ですが、展示に工夫があり、照明が消えて辺りが暗くなるとこの通り。(ごめんなさい、ご覧の環境によっては見えないかも…)

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特殊な塗料によって輪郭線が発光します!  この展示のアイデアは、すごい。

 

実物はまず壁に線を彫ってマンガのようにアウトラインを描き、その上から顔料で彩色してあるそうです。

明らかに落書きというレベルではなく、プロの絵師による大作ですね!

 

奇跡の保存状態

2万年前のラスコーにはすでに黒、茶、黄色、紫などの絵の具が存在していました。

それらが鉱物性の顔料であること。発見まで長年入口が塞がって密閉されていたこと。また、北フランスの涼しく乾燥した気候と土壌の条件などが重なって、この奇跡の保存状態が実現したと言います。

 

発見後は見物客がどっと押し寄せて保存状態が悪化し、フランス政府が1963年に閉鎖したそうです。

ですが、このすばらしい世界遺産を見たいという声が全世界からあって、今回レプリカやフィギュア、ムービーなどの展示物を製作し各地を巡業することにしたとか。

 

さすがおフランス。見せ方もアートだし、ムービーや解説もわかりやすくて勉強になりました。商業的にもこの展覧会は大成功するんじゃないかな?

細かく見れば何時間でもいられそうでしたが、次の仕事もあるし集中力に限りがあるので、私は壁画とムービーをメインに見物し、あとはささっと見て所要1時間ほどで引き上げましたよ!

 

現代に甦ったクロマニョン人たち

クロマニョン人が衣服を着ているのにはビックリでした。

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メリル・ストリープ似のこの女性。実際に発見された人骨から考証して再現されたそうです。クロマニョン人てこんなに白人顔だったのね。

その骨は撮影禁止ゾーンにあって、私も見ました。本当に貝殻ビーズの帽子を被ってましたよ。

 

この絵の人なんて毛皮のパンツを履いています!

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この頃、骨を削って針をつくり毛皮で服を縫っていたそうです。

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ぼろっちい毛皮を巻きつけただけのネアンデルタール人とは大違いでした。

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ところでちょっと気になったのは、この絵の元となった頭蓋骨の額に500円玉位の大きな凹みがあったんですよね…。

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シロート考えで死因=頭蓋陥没とかって思ったんですが、絵でもうっすら額が窪んでいます。ってことは生まれつきの凹みだったんかな~。まさか!

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精巧な洞窟模型

最初のほうにはこんな物もあったよ。

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この白いの、なんだろうと思って覗いたら…

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内部に洞窟が再現されていました。中に人もいた!

洞窟の要所要所を切り取って覗けるように10分の1スケールで再現したそうです。3Dプリンターだね、これは。

 

などなど…。おもしろい展示が盛りだくさんでした。

『逃げ恥』のドラマで百合ちゃんも来てたんだってね~。

 

展示の構成 

  1. クロマニョン人の親子模型
  2. 発見のヒストリーをパネルで解説
  3. 洞窟の模型と、残された道具の展示
  4. 実物大の壁画5点
  5. 7分間のムービーで、牝牛の絵を解説
  6. クロマニョン人の頭蓋骨と、再現した絵
  7. 男女模型と埋葬された人骨の展示
  8. ショートムービー

 

出土物の展示が延々…とか文字のパネルばっかり、絵ばっかり…だとつい飽きてしまいがちなんだけど、出土物・レプリカ・解説パネルなどいろんな展示の仕方を取り混ぜているので飽きさせません。

 

興味のある方や歴史好きは、2017年2月19日まで開催しているので、ぜひ!

◎国立の科学博物館だから、比較的金券ショップでの扱いも多いと思います。

当日券一般1600円なので、行く前に金券ショップをのぞいて、前売券1400円をゲットするのがおすすめです。