なにか新しいこと日記

東京在住、30代。新しいことにトライした日々の記録です。

大和和紀画業50周年企画・山岸凉子先生とのスペシャル対談を読みました。

マンガ大好きジョヴァンナです。昭和の名作少女マンガ『はいからさんが通る』新装版1巻がTSUTAYAにあったので、借りて読んでみました。

はいからさんが通る 新装版(1) (KCデラックス デザート)

めあては巻末の大和和紀先生・山岸凉子先生のスペシャル対談です! 対談は読みたいけど、そのためだけに新装版を買う資金力はない…という人(私みたいな人)のためにさらっと内容をご紹介しまーす。

 【目次】

例によって掲載情報はこちらのブログから知りました。管理者様、いつもありがとうございます!

山岸凉子のカテゴライズの夜は更けて…

 

デビュー前の二人

お二人は北海道の出身でご近所だったそうです。高校2年生の時、大和先生の幼なじみと山岸先生が同級で、お互いマンガを描いている共通点から知り合って友だちになったとか。

 

ある時札幌雪まつりに手塚治虫先生が来場することを聞きつけ、二人してサインを貰いに行って後日手塚先生に習作を見てもらったそうです。

大和先生に対して、マンガの神様は「あと1年くらいでデビューする」とのお見立て。一方の山岸先生へは「きみは…もう少しだね」と。この言葉を聞いた山岸先生は、

「手塚先生はもう全然ダメだって言ってるんだな」って、それを傷つけずに柔らかく言ってくれているなと

受け取ったそうです。

 その時にあきらめていたら、今の山岸先生はなかったんですね…!

 

手塚先生の真意はわかりませんが、当時の実力では大和先生が一歩先を行っていたことがわかるエピソードです。

 

実際に1年後大和先生はデビューして上京し、山岸先生は勤めの傍ら原稿を描いて出版社に持ち込んだそうです。その際に山岸先生は大和先生の家に宿を借りたと言います。「もうひとつの大泉サロン」みたいなエピソードです。大和先生と山岸先生のライバル関係もまるで大泉サロンみたい…。

 

紅緒さんは「アンチヒロイン」だった!

大和先生の作風って、小学校の学級文庫に置いてありそうな青少年の健全育成に役立つ「王道少女マンガ」のイメージですが、この対談で大和先生は『はいからさん』ではむしろ「アンチヒロインをめざした」と言っています。

 

そう言えば、この新装版1巻だけ取ってみても女装少年や芸者は登場するし、結構ハチャメチャなギャグ路線なんですよね。

ところが連載当初はなかなか人気が出なくて悩んでいたところ、同業のあるマンガ家に「紅緒が誰を好きなのかハッキリさせるべき」とアドバイスを受け、忍さんとのラブ路線を打ち出してから人気が出たんだそうです。恐ろしいほど的確なアドバイス…一体誰のアドバイスだったんでしょうか!?

 

朝の連続テレビドラマ並みに波乱万丈な紅緒さんの運命は、大和先生にアドバイスしたマンガ家のひょんな一言から変わっていったんですね…。名作の裏側の知られざるエピソード、おもしろかったです。

 

まとめ

結構【ネタバレ】しちゃいましたが、山岸先生ファンの立場から見ても、おもしろい対談でしたよ。ほんの数ページですが、読みごたえありました。

 

『はいからさんが通る』は、2017年、前後編の劇場版アニメとして公開予定だそうです。

劇場版アニメーション『はいからさんが通る』公式サイト

懐かしい!と思った方。これからマンガ喫茶などにも新装版が順次並ぶと思います。手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

Kingleで保存版にしたい方はこちら! 

はいからさんが通る(1) (デザートコミックス)

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