こちら孤島のまどよりお便りしますの、円野まどさんからご質問いただきました。
ブラシ型に進化したヘアアイロンを使ってみた【ショートボブ】 - なにか新しいこと日記
実は髪を巻いたことがありません(っ´ω`c)はじめて髪をまいたときは何を参考にされましたか?もしよろしければ教えてください(*´∨`*)
2018/04/20 10:01
このコメントを読んだら、初めて髪を巻いたときの記憶が甦ってきゅんとしました。
ちょっと思い出して書いてみます。(ハウツー要素はほぼありません。悪しからずご了承ください。)
初めて髪を巻いた日
26歳の秋、大阪で開かれた友人の披露宴に招待されました。服装はブルーのドレスにバロックパールのネックレス。ベロアのジャケット。これはすぐに決まりました。
が、前泊するのに知らない土地でヘアメイクをどうするか困りました。当時、ロングヘアでした。ふと「セルフで巻き髪に挑戦してみようか」と思いつきました。いずれ短くするつもりだったので、ぐりんぐりんにできるのは今がチャンス!と思った。
友人のギャルに聞きました。
私「いつも髪の毛、上手に巻いてるね。どうやってるの?」
友人「ありがとう!」
御年21歳。つけまつ毛込みで化粧がいつも完璧に決まっている、タレントのローラみたいな美人です。誉められるとニコッとして、気持ちよく「ありがとう」を言う子でした。
友人「いつも、コテで巻いてるよ」
私「今度私も巻いてくれる? やり方教えて!」
友人「うん、いいよ!」
当時通っていた予備校にヘアアイロンを持ってきて、放課後髪を巻いてくれました。
私「髪の巻き方は誰に教わったの?」
友人「お姉ちゃん!」
私「お姉ちゃんいるんだ。もしかして、化粧もお姉ちゃんに教わった?」
友人「うん、お姉ちゃんが教えてくれたよ」
なるほど、私には教えてくれる人いなかったな~。こういうところでも、美人度に差がついてしまうのか……。
友人「ヘアミルクを使うと、持ちがいいよ。あと仕上げにワックスもつけてる」
私「ワックスは何を使うの?」
友人「リセのやつ!」
質問に答えるとき以外は真剣な顔しているので、あまり話しかけられなかった。太いアイロンで少しずつ毛束を取り、くるくると巻き付けて連続でカールを作っていきます。全体を丹念にカールさせて仕上げてくれました。
私「わぁ、ぐるんぐるんになってる。プロみたい。うれしい。ありがとう!」
友人「どういたしまして!」
自分で巻いてみた
しかし、一回やってもらっただけではサッパリ理解できませんでした。
検索したら、100均に売っているスポンジカーラーが簡単だという情報が出てきたので、とりあえずそれを買って試してみました。こんなやつです。
確かに簡単にできたけれども、キープ力が弱い。
マツキヨで中身が銀色のマジックカーラーを買ってきて、そちらも試してみました。こっちの方が、カールの保ちがいいように思いました。
披露宴には前泊して、マジックカーラーで臨みました。朝のうちは綺麗にカールしてましたが、やっぱり時間が経つにつれ取れてしまった。今考えると、ロングなのにマジックカーラーで巻き髪しようなんて無謀だったと思います。
余談:振り袖用ヘア
その後パーティで振り袖を着る機会があり、事前の打ち合わせで、母の友人の美容師が夜会巻きにしてくれました。
(なんか違う……コレジャナイ!)
Amazonで、あえて古いヘアカタログを探して研究しました。
大正ロマン風のボブにパールの髪飾りをさした写真があって、このスタイルが気に入りました。本番は朝カーラーしておいて、美容師に髪を結ってもらい毛先を内側に入れ込んでボブ風に仕立ててから、両サイドに自作のコームをつけて行きました。
今にして思えば、カットでボブにしてアイロンで巻いちゃえば簡単だったのになぜロングにこだわったんだろう……。
それ以来、ワンカールのボブが気に入って、たまにするようになりました。
不器用だから、プロに教わる
結局、自分で「こうしたい」とイメージできなければ、スタイルを作ることはできません。
20代前半は生き方も定まらないし、ヘアスタイルに関心がないからいい加減なものでした。30過ぎてからやっと生き方が定まって、自分のスタイルを決めることができました。
「こうしたい」っていうヘアスタイルが決まったら、美容師に相談すると「できるかどうか」を教えてくれます。(髪質によってできないことが結構ある。)
特別なときは、私はプロにお願いしています。アトリエはるかというサロンを何回か利用したことがある。近隣の主要駅の駅ビルに大体あって、スピーディで料金も安いです。
ヘアセット・メイクアップ・ネイルのトータルビューティサロン [アトリエはるか]
例えばダウンスタイルの巻き髪を頼むとホットカーラーで巻いた後、スプレーでセットしてくれます。当たり前だけど、1日取れません。
わからないところはプロに聞いたり、YouTubeを見てやるのがいいと思います。私は本を見て、適当にやりました。
青山のトップスタイリストが教える巻き髪講座 かんたん! 誰でもすぐできる!
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だけど、実はテクニックより、自分がどういうスタイルをしてみたいと思うか。そっちの方が私には難しかった。20代はずっと目隠ししたまま歩いていたような気がします。似合う服装や髪型って、職業とかライフスタイルが定まって初めて見えてくるものかもしれない。雑誌で提案される最大公約数の「可愛い」は私にはピンとこなかった。「こうじゃないんだ」っていつも思っていました。
もしかして、ご質問の内容とポイントがずれてしまったかもしれませんが、この記事をもって回答とさせていただきます。