なにか新しいこと日記

東京在住、30代。新しいことにトライした日々の記録です。

愛と情熱の星の下に生まれついて

この話は実際にあった出来事を元にしたフィクションです。

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先日友人から離婚するとの報告を受けました。

 友人「上京して、仕事も新しく探します」

 

「そっか、私も引っ越すつもりで今探しているところです。母校の就職課の人と親しいので、求人票を貰えるようにしておきますよ」

彼女は年齢こそ私より下ですが、前々職の先輩でありキャリアも10年近く上。資格を取り立てで右も左もわからぬ私に親切に接してくれ、職場になじめるように配慮してくださったこと今でも恩義に感じています。多少の揉め事は彼女のとりなしでいつも平和に収まる、社内のキーパーソン的存在でした。

私が離職し上京してから4年。彼女も既に独立しており、たまに食事に行って情報交換する間柄です。

 

今回は私の部屋でお茶を出して、ひとしきり求人情報、物件情報など見せてお話ししました。それから話題は自然と結婚生活の方へ……。自宅なんでね、ざっくばらんに切り出しました。

「うまくいってるカップルに訊いてみると、最終的には性的な相性が最も大事なのかもしれないですね……」

「うちはもう、ずっとセックスレスだったんですよ」

「えっ、本当になかったの? 昔からレスだレスだとは聞いてたけど、結婚するぐらいだから少しはあるのかと思ってた」

「もう、4年も何もなくて……。今年の春に1回だけ、久しぶりにあったんですよ」

「セックスレスなのに結婚したんですか。子ども欲しかったんでしょ? それは、普通に、離婚の理由になりますよね」

「行為まで至らなくても、ちょっとしたスキンシップすらも一切拒否されるのが本当につらかったです……」

「それはつらいね……」

 

話せば話すほどつらい話が出てきて、こっちが泣きそうになったけど、彼女が明るく話してるのに私が泣いたらいけないと思って堪えました。

彼女の中ではもう過去の話としてすっかり消化されているんでしょうけど、彼女が耐えてきた道のりを思うと、過去に戻って肩を抱いていっしょに泣きたい気持ちだった。

 

もっと早く親しくなってこういう話ができれば良かったのに、と思いました。

 

「結婚前からセックスレスはなしですわ(キッパリ)」

その後外でお酒を飲みながら、どんどんぶっちゃけていきました。

 

彼女と私は誕生日が1日違い。同じさそり座同士、似ているところがあるんじゃないかと薄々感じてはいましたが、やはり、かなりの部分で重なるところがあるのを今回知りました。

「しいたけ占いってあるじゃないですか」

「見てます、見てます」

「あれで『自分が感動するためだったら、どんなことでもする』って書いてあったの、当たってると思った。感動こそ全てなんだよね」

「そうですね~」

「もう開き直って、これからは感動を中心に生きて行こうと思う。自分が感動しないものは全部スルーする。そんで、五感を磨いて感動する能力を高めます。家で料理したりね、美味しいものを食べるのも官能的でしょ」

「私は最近声優で好きな人がいて、そっちに嵌まっちゃって情熱を燃やしてます」

「早く籍抜いて、次行こう。時間がもったいない!」

 

6年前から知り合いなのに、いつも仕事の話ばっかりで、プライベートについて深く話したのは初めてでした。

二人共パートナーとの関係が終わったばかり。引っ越ししようとしているのも同じ。結婚や出産に対する考え方も共通しています。そうしたお互いの人生のタイミングもあるし、私はブログを通じて自己開示の訓練をしているところだから、今がそういうときだったんだと思う。 

聞けば聞くほど似たようなことで悩み、苦しんでいました。

 

愛情ってセックスが全てではないよ。だけれどもセックスしない関係性になると結局スキンシップもなくなるし、手も繋がないってなると愛情も尽きてしまって、いっしょにいる意味がなくなる。手を繋ぎたいとか、相手に触れたいっていう感覚は私にとって非常に重要です。

だって経済的にも精神的にも自立しているつもりだから。普段のスキンシップが大事で、ほんの少しだけ甘えさせて欲しいって思ってる。それが叶わないのであれば、一人でいた方がいい。友だちなら間に合っているから。

 

あり余る情熱を胸にとどめて、平静を保って生きているんですよね……。

 だから、この日は仲間を見つけたみたいでうれしかった。彼女とは近いうちにきっとまた会います。

同じ星の下に生まれた私の友だち。