なにか新しいこと日記

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新型コロナの潮は引いても恐怖心は消えない……私の個人的記録 2021年11月

祝日を利用して実家に帰った。数年ぶりに家族で地元のイタリアンレストランに行き、なじみの味を楽しんだ。
その後初めて弟が住むグループホームを訪ねた。

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レストランを予約する際に母から「Kはどうする? お父さんは『連れて行かない』って言うと思うけど」と相談され「今回はやめよう」と即答した。
母と私だけなら当然弟も連れて行くが、父が嫌がっていることを押し通そうとすれば軋轢を生むことになる。
Kは6月にグループホームに入ったばかり。しばらく離れて暮らすうちに父の心境も少しは変わることを期待して、今回は誘わないことにした。

 

ここのところ、行くたびに両親からそれぞれ、お小遣いを貰っている。
コロナ禍で財政が厳しいところ、訊かれても、「まあ、ぼちぼちやってるよ」と濁しているが案じてくれているのだろう。交通費だったり誕生日のお祝いだったり時によって名目は異なる。
父などは去年のうち早々に「仕事がなかったら帰ってきなさい。ジョヴァンナ一人くらい食べさせるのに困らないから」と声をかけてくれた。
普通は40にもなろうという娘にこんな心配はしないと思うが、わが家は少々特殊事情がある。よそはよそ、うちはうちだ。

 

3年ぶりに友人Iちゃんと会った。小さなお子さんがいるため遠慮していたのだが、そっと訊いてみると、お互いに予防接種も済んだし、そろそろゴハンでも……ということになった。
混んでいそうな繁華街は避けて待ち合わせをした。
特に目的もなく共に商店街をうろうろしたり、コーヒーを飲みながら他愛もない話をしていると「やっと少しは日常が戻ってきたなー」という感覚を味わえた。

 

引きこもって刺激の少ない生活を送っていると偏屈になるし、打たれ弱くもなる。些細なことで落ち込みやすくなったり、精神面での不調が気になっていたから、いい気分転換になった。

 

初めて区の健康診断に行った。身長が2cmも伸びていて驚いた。髪の膨らみだけで2cmも伸びることはないだろう。
まあ、横幅はそれ以上に増えてるんだけど!
検査のため21時以降絶食したら調子が良く、以後、なるべく20時台に食事を済ませることにした。
コロナ前、帰りが遅い日は外食していたが、緊急事態宣言の発令でそうもいかなくなった。夕食の時間がどんどん遅くなり、深夜に間食する機会も自然に増えていた。
21時以降のカロリー摂取をやめたら、35パーセントまで上がっていた体脂肪率がスルスルと元に戻った。
ただし、過去最大となった体重の方はそう簡単には落ちてくれない。お腹やブラのアンダーが苦しい……。

 

11月の初旬から右肩に違和感があった。ある朝、マンションの階段を下りている最中に「ビキッ」と引き伸ばされる感覚があり、決定的に首の筋を傷めてしまった。
当日が痛みのピークで、次第に首の症状は消失して右肩の痛みだけが尾を引いた。もしかして、四十肩!?
知人の柔道整復師に久々に連絡を取り、治療に通った。

パートナーが言った。「カイロに行かないから〜」
カイロ通いもコロナ禍をきっかけに途絶えた生活習慣の一つだ。
代わりにせっせと岩盤浴に通ったが、このところケチって3週おきにしていたのがまずかったのか。
さりとて、急にカイロを再開する気にもなれない。反ワクチン主義の風説さえ抑えてくれれば、いい先生なんだけど……。

 

整骨院の帰り、前から行きたかった外苑前のいちょう並木を見てきた。
今年はいちょう祭りは中止。ライトアップもお休みだ。
夜に行ったときは暗くてよく見えず、日中に再度見に行ってきた。盛りは過ぎているようだがそれでも見事だった。

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来年はピーク時期をねらって信濃町から青山一丁目まで、ゆっくり歩いてみたい。

 

夏の間絶えていたソーイングへの熱が盛り返した。
この頃は独学で少しずつ製図や補正の知識を学んでいる。
そもそも、型紙の知識もないくせに難しいことをやろうとするから行き詰まり、イヤになって投げ出していたのだ。知識がないからこそ安易に「できる」と考えて難しいことに挑んでしまう、素人ならではの地雷パターンと言える。
対策として安いシーチングを大量に買ってきたので、今後新しいパターンに挑む際は試作してシルエットを確かめ、補正した上で作品作りに取り掛かろうと思う。

 

新たな趣味として刺繍の練習も始めた。
前からやってみたくて千趣会でもやろうかと検討したが、毎月送られてくるキットが消化できずに溜まるだけのような気がしてやめた。結局は自分で好きな図案を写して練習している。
図案はオカダヤでキットを見て感動した、樋口愉美子先生のものだ。
樋口先生の本は上級者向きなのか詳しい刺し方の説明がないため、YouTubeで他の刺繍家の動画を見ながら練習している。

 

この頃、東京都の陽性者は日に十数人というレベルまで来た。
このまま穏やかに正月を迎えられたらいいのだが……。
夏に味わった恐怖の記憶は消えない。

仕事の方は順調とはいかず、コロナ前の8割の売上で足踏みしている。そろそろアルバイトでもしようかと思いつつ、急に高単価の仕事が降ってくることもあり、スケジュールが読みにくい情勢だ。

年末年始はソーイングや刺繍に打ち込み、家の中であたたかくして過ごすつもりだ。感染の波が引いたところで生活を急に変えるつもりはない。とにかくストレスの多い一年だったから、どうもダメージから回復しきれずに気持ちが内向きになっている。心身共に緊張が解けず、気がつけば歯を食いしばっているし、顎や首周りの筋肉もガチガチに凝り固まっているみたいだ。
冬の間、心のままに穏やかに過ごして休養したい。