少し前にとらべるじゃーなさんからコメントいただきました。
悲願の高級マットレスを購入しました【前編】 - なにか新しいこと日記
- [健康]
その症状ならカイロプラクティックが良いですね。パシフィックアジアカイロプラクティック協会所属なら、技術高くて事故防止も熱心です。軽症ならカラダファクトリーでもいいんですが、無理そう。
2018/03/31 19:32
マットレスを替えて症状は良くなったのですが、事情があってシングルベッドを彼と分かち合う生活をしばらく続けたら、またあちこち痛くなってしまった。観念してカイロに行ってきました。
結果的にはこれがすごく良かった! 劇的に症状が改善しました。
場所はご紹介できませんが、カイロってどういうものなのか。こわくはないのか。私の体験談を報告していきます。
「ポキポキ」やられることに抵抗があった
母親が虚弱体質で、数年間カイロに通っていました。ところが「よくなった」という話はついぞ聞かない。
よそでは事故の話も小耳にはさんで「ポキポキやられるのはこわい! 絶対にいやだ」という恐怖心がありました。
そこを乗り越え、知人の紹介でS先生のところに通い始めたら「カイロプラクターが事故を起こす確率は、とても少ないです。アメリカの統計では飛行機事故に遭うよりもまれと言われています。だけど、日本でこわいのは、きちんとカイロを勉強していない整体院や揉みほぐしのサロンでの施術が多いことです」と言われました。
確かに! 以前に通っていた整骨院では複数の先生が「カイロもどき」の技をかけてこようとするのがすごくイヤでした。この人たちカイロプラクターじゃないのに、という不信感があった。
先生がどういう資格をお持ちなのか確認した
カイロプラクティックの資格はアメリカでは「ドクター」の身分です。ところが日本では民間資格。
いい加減なスクールで数週間研修を受けただけのセラピストでは心配なので、自分がお世話になる先生が一体どういう資格をお持ちなのか、待合室に掲げられている書類をチェックしました。また、どちらの学校で勉強されたのかも会話の中で伺いました。
S先生は、都内にあるカイロプラクティック専門のスクールの卒業生です。学校と提携するアメリカのカイロプラクティック大学に行って、解剖学研修も受けたそうです。その大学名でのプログラムの修了証を待合室に掲示しています。
また、厚生労働省が認める「カイロプラクティック療法振興事業協同組合」の会員証を並べて掲示しています。ホームページを見る限り、この組合に加入しているということは施術中の事故に対する賠償責任保険に入っていることを示しています。
卒業した学校名・校名の入った認定証・組合加入章など、公的な書類は判断材料になると思います。
私の体験談
症状
首肩の凝りがひどいのでマッサージに通っている。首が痛むときもある。横向きで寝ていると手が痺れる。過去に胸郭出口症候群と指摘されたことがある。
1週目
問診では症状・いままでの運動歴・病気やケガなどについて聞かれました。
S先生の診察で「頚椎の7番辺りがでっぱっている。顎や目が前に出やすい。その他にも背骨や骨盤にねじれあり。前に曲がっている場所もある。疲れると左の腰が痛くなりやすい、左の足に痺れが出やすい状態」と指摘されました。
これらを全て矯正していただきました。骨盤→背骨の2か所→首の骨(頚椎)の順にポキポキやって、あとは揉みほぐし。
感想:
施術後にスッキリした状態を体感することにより、自分のクセを強く意識するようになりました。 疲れると背骨が丸くなって顎や目が前に出っぱってくるのがよくわかります。
当日は急に血行が良くなりこれまでの疲れが出た感じで、全身ぐったりでした。次の日〜3日ぐらいは快調。
5日目ぐらいから疲れてきて、早く次の施術を受けたい。クビがつらいという状態でした。
7日目を過ぎる頃肩がものすごく凝ってしまい、家族に揉んでもらって次の予約まで耐えました。
2週目
施術を受ける前の状態に戻ってしまったかと思いましたが、そうではないと言われました。ねじれはなくなって、まっすぐ前に曲がっている状態だそうです。
また全て矯正してほぐしてもらいました。矯正の流れは前回と同様。
感想:
施術後はスッキリして、体がポカポカしました。
顎が前に出るクセがなかなか抜けません。ときどき、クビが痛いときがあります。全体的には調子がよく、元気になってきました。
3週目
「仕事中に丸くなりやすいので、筋トレよりも上半身のストレッチが良いです。運動不足を感じるなら、隣りの駅から職場まで20分歩いてください」とアドバイスを受けました。今は関節が動きやすい時期だそうです。
感想:
施術の当日からもうクビが痛いので、動きやすい時期というのも納得でした。
数日経つと、調子は良くなってきました。
治療の頻度
「最初は様子を見ながら毎週来てください。その後関節が動きやすくなる時期がしばらく続きます。その期間には個人差があります。それが終わったら隔週ペースでお越しいただくのがいいと思います」と言われました。
私の場合、初めの3回は毎週通いました。その後隔週ペースで3回、以後は体調が安定してきたので隔週〜3週に1度のペースで良いと言われました。
費用
1回5,000円、割引回数券あり。
これは安い方で、都心部に近づくにつれもっと割高になると思います。
カイロに通ってみての感想
2018年10月から通い始めて6回通った時点での感想です。
S先生の診察・説明は的確で、安心してお任せできます。自分の体の状態が自分でよくわかっていない部分もあり、説明を聞くと「なるほど、確かに」と思うことしきりでした。
関節が動きやすくなる時期に時々軽い痛みを感じましたが、それ以外に痛いことはありません。矯正術もソフトで少し動かすだけ。無理な力を加えて、後で痛くなるようなことは一切ありませんでした。
私は女性なので、腰や骨盤のあたりに触るときは「触ります」と予告をしたり、胸を保持しなければならないときは折ったバスタオルを当てて直接手が触れないようにしてくださっています。(この辺りは、配慮してもらえると安心して受けられる。逆に、配慮に欠ける先生は女性にはお勧めできません。)
毎回施術の後は爽快で、だんだん調子が良くなってきているのがうれしいです。現在首の痛み、手の痺れはなくなりました。
アドバイスいただいたことを実践しつつ、「少し運動したいな〜」と思うくらい元気になってきました。
この記事で伝えたいこと
「肩こり・腰痛がひどい」「揉みほぐしに行っても一時的な効果で終わる」という場合、揉みほぐしでは表面の筋肉にしかアプローチできない一方で、カイロでは骨を動かすことができます。
しっかりとした知識・技術をお持ちの先生であれば、相談してみる価値はあります。
事故に対する備えは、組合・協会などに所属しているかどうかで確認できます。ホームページや待合室の掲示物で確認するのがおすすめです。
一度施術を受けただけでは、自分の生活のクセで元に戻ってしまいがちです。適切な回数の施術を続けて「正しい姿勢を覚える、普段から意識するクセをつけさせる」ことが大切です。どうして体がねじれるのか、曲がってしまうのかを理解すれば、そうならないように生活上気をつけたり、固まりやすい箇所はストレッチするなどセルフケアすることもできます。
「カイロを受けて終わり」ではなく、専門家の指導により正しい知識を身につけて、自己管理できるようになるのがゴールです。