新型コロナウィルスの流行により、仕事がヒマな日が続いている。
そんな折に、家にある『ガッテン』(旧番組名『ためしてガッテン』)の料理本を見ていたら、ピザのレシピに目が止まった。
強力粉とドライイーストを混ぜて冷蔵庫に入れ、しばらく放置するだけ。
簡単そうなのでやってみたら、ハマってしまった。
ピザ生地の作り方
材料
2人分:強力粉200g、イースト小さじ2/3(後述)、ぬるま湯130mlぐらいがちょうど良かった。この分量で、フライパンにおさまる小さめサイズのピザが2枚焼ける。
生地の作り方
《前日に準備する場合》
- ぬるま湯を少しずつ加えつつ、材料を練る。
- ひとまとまりにまとめる。
- 乾燥防止のため生地にラップをかぶせ、冷蔵庫に入れて一晩寝かせる。(低温発酵させる。)これだけ!
《ポイント》
もちもち食感のナポリピザ、ふんわりアメリカンピザ、パリパリのローマピザ。どれでも『ガッテン』の作り方は共通だ。
冷蔵庫に入れる時間を短くして、一次発酵・二次発酵と二段階で作る方法も載っているが、めんどくさがりの私は最も簡単な上記の方法を取った。
私のお気に入りは、生地が薄くてクリスピーなローマピザだ。この場合、生地を大きく膨らませる必要はなく、ドライイーストは半分の量で足りる。
焼き方
ナポリピザは魚焼きグリルで、アメリカンピザはオーブンで、ローマピザはフライパンで、それぞれ焼くことができる。ここでは私のお気に入り、ローマピザの焼き方を紹介する。
- 打ち粉をした板に、麺棒で生地を薄く伸ばす。直径20cm、厚さ2〜3mmを目安とする。
- フライパンに生地をのせ、具材を平らに広げる。最後にチーズをのせる。
- ふたをして弱火で8分。火を止めて1分蒸らす。これだけ!
《ポイント》
生地を薄く伸ばすところが一番難しい。変な形になりやすく、下手をすると破れてしまう。
生地をパリパリの食感に仕上げるためには、具材の水気をよく切り、野菜から水分が出ないうちに手早く並べ、すぐに焼き始めることが大切だ。(水気を吸い取るために、ソースの上に少量の粉チーズを掛ける方法もあるらしい。)
フライパンで焼くときは生焼けにならないよう、具材はなるべく薄く広げた方がいい。
焼き色を付けたい場合は、魚焼きグリルで1〜2分仕上げ焼きするのもおすすめだ。
いろんなピザを焼いてみた
1. トマトとモッツァレラのピザ
《具材・トッピングの仕方》
- トマトソース(トマト缶50mlに塩を少々入れただけ)フチを残して丸く広げる
- ベーコンを放射状に並べる
- 水気を切り、薄切りにしたモッツァレラをすきまに散らす
見た目が不細工になったが、モッツァレラはピザにのせると最高!! チーズそのものに豊かな味わいを感じる。
ベーコンから旨味が出るので、ソースはシンプルでも充分おいしかった。
2. 鮭フレークときのこのピザ
《具材・トッピングの仕方》
- ホワイトソース(多めに作って、残りは冷凍)をフチを残して丸く広げる
- 玉ねぎの極薄スライスを薄く広げる
- ぶなしめじを放射状に並べる
- 鮭フレークをスプーンで取り、すきまにポンポン置いていく
- ピザ用チーズを散らす
生の玉ねぎが苦手なので、スライサーで極薄に切って、ソースの上に薄くのばし、後の材料は適当にぱっぱと並べた。
鮭以外味が薄いものばっかりで、あっさり味になった。バランスを取るなら、ソースは少しだけ味を濃いめにしても良さそう。
ホワイトソースはエビ、ほたてなどの魚介類やほうれん草なども合いそうだ。次回は粉で追いチーズして、焼き色を付けてみたい。
3. ソーセージとピーマンのピザ
《具材・トッピングの仕方》
- トマトソース(トマト缶に塩、おろしにんにく少々)をフチを残し、丸く広げる
- 玉ねぎの極薄スライスを広げる
- ソーセージ(斜め切り)を放射状に散らす
- ピーマン(軽くおさえながらスライスする)をバランスよく載せる
- ピザ用チーズを散らす
もしかして、ソーセージ載せすぎか!? パートナーが喜んで食べていた。
パートナーは加工肉大好き。私はほとんど使わないので、余りがちな食材を使用できて良かった。野菜もナス、オクラなど、なんでも合いそう。冷蔵庫の残り物消化によさそうなメニュー。
4. 明太子ともちのピザ
《具材・トッピングの仕方》
- おたふくソースをフチを残し、細かくジグザグにかける
- 玉ねぎの極薄スライスを広げる
- もち(10秒レンチンして5mm角に切る)を満遍なく散らす
- 明太子(キッチンばさみで7mmぐらいにカット)をすきまに載せる
- ピザ用チーズを散らす
明太子をのせた後、ぎゅっきゅっとつぶして広げるのがミソだ。もちの食感に明太・チーズがよく絡んで、美味しい。
大葉や焼きのり、きのこ類も合いそうだ。
終わりに
焼き立てのピザをハフハフしながら食べるのは、至福のときだ。
宅配ピザと比べサッパリとして、胃にもたれないところもいい。
具材はなんでもOK。残り物や残り野菜をちょっとずつカットして載せてしまえば、合わないものはない。私のお気に入りは今のところ、1位:明太子、2位:モッツァレラピザだ。
下記の『ナポリピザ・フォンターナ』のブログを参考にして、ああでもない、こうでもないと組み合わせを考えるのも楽しかった。
【家族に絶賛される】ピザのトッピングに合うおすすめ具材ランキング10選
次回はベーコンとじゃがいものピザ、照り焼きチキンとマヨネーズのピザ 、エビとオーロラソースのピザなどを試してみたい。
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もちもちのナポリピザ、ふわふわのアメリカンピザの焼き方は『NHKガッテン! 一生作り続けたいわが家の基本おかず100』を参照していただきたい。
ピザにハマったら、ピザカッターもぜひ! これがあると、チーズがベトベトまとわりつかずに気持ちよく切れる。