先日、かのさんのブログを読みました。
旅行先で彼女が「今日、生理なの」と言った、どうすればいい? | 手書きのようで、活字のようで、
こういうことを話題にするのはいいことだなーと思います。
生理のつらさは人によって個人差が大きくて、起き上がれないほど激痛って人もいれば全然平気で普段と同じように過ごせる人もいる。あるいは同じ人でも、初経を迎えた頃と青年期、更年期で状況は変化していくものです。だからなおさら個人個人の事情なんて、説明されなければわからない。
そもそも男性には未知の領域の事柄でしょうから、予め少しぐらい知っておいてもらえたらいざっていうときに助かるし、特にパートナーには自分の普段の状況を説明しておいたほうがいいなって思いました。
「普段から身近な人とオープンに話してるし、大体のことはわかってるよ!」って人以外、全ての男性に一読してもらえるといいなと思う記事でした。
さて、当ブログで扱う話題は「布ナプキン」です。
赤ちゃんのおむつに使い捨ての紙おむつと、何度も洗って使える布おむつとがあるように、生理用ナプキンにも、使い捨ての紙ナプキンと洗って使える布ナプキンがあります。
これこそ、ちょっと男性にも知っておいてもらいたいと思うことであり、勇気を出して紹介します。なぜかは後述しまーす。
私と布ナプキンとの出会い
マンガ家の西村しのぶ先生がフィールヤング連載の『下手山ドレス別館』の中で紹介してたのを読みました。へ〜っと思ってすぐ検索して『ウーマンケアネット』と出会いました。
布ナプキンビギナーのための布ナプ生活ガイド/ウーマンケアネットHOME
このサイトは個人で運営しているようです。本当にすばらしいサイトで、いろんな市販の布ナプキンを比較したレビューはもとより、自作の布ナプキンの型紙や作り方まで無料で公開しています。
この記事を書くために、私も久々にアクセスしましたが、管理人様は最近では著作も出版され講演活動も行っていらっしゃるようです。
当時20代だった私はこのサイトを読んで、オーストラリア製のウィムーンを取り寄せて使ってみました。
こんな形のものです。1枚でさらっと使えるのがウィムーンのいいところ。
そうしたら劇的に使用感がさわやかで、もう紙ナプキンには戻れなくなってしまいました。
当時の私の財力ではウィムーンは2~3枚ずつしか買えなかったので、ウーマンケアネットで紹介している『なのなぷ』も自作して、長年愛用してきました。1mくらい生地を買ってくれば大量に作れます。単純構造で簡単につくれるけど、よく考えられたグッドデザインです。
布ナプキンってどんなもの?
紙ナプキンと、布ナプキンの比較《使用感紹介》
- 紙ナプキンはゴミが出る→布ナプキンは再利用するのでゴミが出ない。
- 紙ナプキンに吸収された血液は臭くなる→布ナプキンに染み込んだ血液は本来の血の匂いだけで、紙ナプキンほどには臭くならない。
- 紙ナプキンに吸収された血液は冷たくなって、ベタベタする→布ナプキンは冷たくならず、あたたかい。肌あたりも優しい。
- 紙ナプキンは蒸れやすい。→布の方が通気性がいい。
- 紙ナプキンは使い捨て→布ナプキンは洗濯がめんどくさい。
布ナプキン洗濯の手順《参考例》
- 使用済ナプキンを一晩「アルカリウォッシュ」を溶いた水に浸けておく。
- 家族と同居の場合は、洗面器などに蓋して見えないところ(自分の部屋など)に持ち込む。
- 一晩経ったら水で何度かすすぎ、洗濯機で洗う。
私は、この手順でサニタリーショーツもいっしょに洗っています。アルカリウォッシュの効果できれいに洗えるので、なかなか血が落ちない!などのストレスはありません。が、これだけの手間はかかります。
500g入りで500〜600円ぐらい。布ナプキンを扱うサイトで同時に販売していることが多いです。これ1つでちょっとずつ使えば2〜3年はもつかな。「おためしサイズ」の少量入りも販売しています。
子宮と生理に感謝する日
ウーマンケアネットの管理人様も話していた通り、使用済みナプキンがゴミではなくなるのが私は「いいな」と思っています。
洗いながら、自分の生理の量も把握できるし、いつもと性状が違うと「体に悪い生活してたかな?」なんて反省もします。体の変化に気づきやすくなるみたい。
そして、女性の機能を愛しく感じます。
今月も子宮を使わなかったけど、いつも通り準備して掃除もしてくれて、ありがとう!って思う。
(生理は妊娠に備えて厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかった場合に自然に剥がれ落ちて毎月リセットされる現象です。)
男性に伝えたいこと
私が男性にお願いしたいのは、もし家庭内で布ナプキンの洗濯風景を目にしたときに、汚いもの扱いしたり、恥ずかしいものとして扱わないで、落ち着いて対応して欲しいということです。
知らなかったら、それはビックリしたり狼狽するでしょうけど、知っていればなんていうこともないですよね?
そしてそれは布ナプキンだけじゃなく、生理にまつわる全般にも言えます。デリケートな部分の話だから、話題にするのはなんとなく恥ずかしく思えますが、本来は別に恥ずかしいものではない。生物としての単なる生理現象です。
1人1人の状況が異なることも含めて、ご理解いただければと思います。
関連記事