こんにちは! バンバン、ジョビー、あるいはジョジョことジョヴァンナです。
今日は私がブロガーとして一皮剥けたな、って感じたときの話をします。
Illustrated by DAC
プロフィールに悩んでいた
以前にこんなエントリーを書きました。
最低限これだけ! はてなブログカスタマイズの7つのステップ - なにか新しいこと日記
7つのステップのうち、5番目に紹介したのがプロフィール欄の記入です。私は非レスポンシブを採用しており、この記事を書いた頃は、PC版、スマホ版、aboutページにそれぞれ簡単なプロフィールを設定していました。(2017年7月現在は再び、工事中です。)
自分の好きなブロガーのページを複数調べて、どんな表示方法があるか比べてみた結果の力作エントリーでした。
ところが!
肝心の「自分のプロフィールの中身」については急ごしらえで、全然納得がいっていませんでした。
端的に言って、個性を消したつまらないプロフィールだなと思った。もちろん他のブロガーのプロフィールを見て参考にしたつもりではいたんですよ。でも、なぜか私のはつまらなかった。
めがね主婦さんが投じた一石
そんなある日、めがね主婦(id:meganeshufu)さんの過去記事紹介と出会いました。
【はてなブログ】ブログに本音が書けない時は、書くのをあきらめてみる - みにろぐ(MINI LOG)
記事の中でめがね主婦さんは語っています。
ネタはあるんだけど、「こんな事ブログに書いていいのかな?」とちょっと考え過ぎていました。
例えば、あるテーマについて書くと、それに共感してくれる人がいる反面、嫌な気持ちになる人もいて、そういうのを考えると、書いていいのかどうか悩んでしまって書けませんでした。
私も似たようなことを考えていました。
- こんなこと書いてもつまらない。
- こんなことを書いたら批判される。
- あるいは、こんなこと書いて読む人を重い気持ちにさせるのは申し訳ないな……って。
でもね、立場を入れ替えて考えてみたら、私は好きなブロガーがつまんない話、議論を呼ぶ話、重い話を書いていたところで迷惑とも何とも思わないし、そういうのが読みたくない人は、わざわざ読みに来ないから大丈夫だって気づいたんです。
じゃあ、私は何をこわがっているんだろう?
ネガコメこわい……とか?
確かに、的はずれな批判を浴びたらイヤな気持ちになるかもしれない。
でも、そういうことがあったとしても、そこを乗り越えてまで書きたいことって私にはないの?
当たり障りのないことだけを書いていて満足か?って自問したら、めがね主婦さんと同じ、答えはノーでした。
まぁ、どうでもいいことまでいちいち議論するのは疲れるけども、ブログに書くのって一応は自分なりに情熱を燃やしていることなわけで。
そういった話題でもし批判されたら、受けて立とうじゃないか!という気概は一応あるなと思いました。
(逆にそういう情熱が自分の中にない案件は、中途半端に触らないことにしました。)
このことに気づかせていただいためがね主婦さんには、感謝しています。
私がこの記事を読んだのは2017年5月30日でした。
若い才能の爆発を見た!
そしてもう一つ私の中でエポックメイキングだった記事がこちら。
青春の延長戦突入中!『若居キツネ』のプロフィール - 今日もキツネの嫁入りなり
偶然にも、翌6月1日にアップロードされた記事です。
若居きつね(id:wakax2)さんとはTwitterで知り合って指宿の記事を読んだときに「これは……天才を見つけてしまった!」と思って、そこからブログもフォローするようになりました。
プロフィールでも才能がバクハツしてるよね! プロフィール記事でブックマークしたのはたぶん初めてだったわ。
この記事を読んで、私もムラムラとプロフィール記事が書きたくなりました。
わかさんのプロフィールを真面目に分析するとですよ、ちょいちょいおもしろエピソードを挟んだり画像を挿し込んだりして「笑える」ポイントをつくってるんです。それで、冗長になりやすい生育歴はコンパクトにまとめて、自分が語りたいポイントに集中してる。
これだっ!と思いましたね。
とても真似できないし、真似してもしょうがないのでスピリットだけを受け継いで、自分なりに構成を考えてみました。
ところで、重たい話はどうする?
ああそうか。どうしてもプロフィールがうまく書けないのは、過去に語りたくない出来事があったからだ。
— ジョヴァンナ@海月ブロガー (@giovannna1982) 2017年6月1日
だけどそれも私の歴史の1部だからね。
どのようにプロフィール上、処理するか考えてみよう。
これが6月1日のツイート。
私には人様に読ませて大丈夫だろうか……と迷ってしまうような暗いエピソードがあります。
でもそれをなくしては私の人生は語れない。もはや人生の一部だから、この際さらけ出しちゃった方がいいって決めました。
何も人に恥じるようなことではない、と開き直って書くことにした!
前半はなるべく軽快にコンパクトに語っていくことにして、後半にガツンと重いエピソードを入れました。明け方までかけて4000字もの長文プロフィール記事を一気に書きました。それがこちらです。
『人生はハードボイルド』ジョヴァンナのプロフィール - なにか新しいこと日記
タイトルにキャッチフレーズを入れたのと、写真を多く挟み込むようにしたのは、わかさんの影響です。
「ハードボイルド」って入れてるんだから、ハードな話が読みたくない人は来ないだろうという目論見もありました。
我ながらいい作戦でした。自画自賛!
書いた後はスッキリ晴れやかな気持ちになりました。
プロフィールを公開してみて
この記事には普段スターだけの方もコメント下さったりして、とてもうれしく、ありがたく拝見しました。
それまではあまり人となりを出さないようにしていたので、他のブロガーとはどこか距離を感じていました。ところが、一番語りにくい部分をあえて全開にしたことによって、周りに築いていた壁がなくなった感じです。
ただね、別にプライベートをさらけ出すことが至上とは思ってないです。
「思い」を語るときに、年齢・性別・社会的な立場等々の属性によってフィルターがかかってしまうのはおかしいってことも、理解している。
しかし、私は以前から年齢・性別・都内在住ってことぐらいは晒していたので、やっぱり人となりを理解してもらった上で、なにかしら共通点があったりシンパシーを感じる人に読んで欲しいブログだなってことを踏まえ、今のスタイルに落ち着きました。
当エントリーを読んだ方がどのように感じるかはわかりませんが、自己開示って本当に難しいことなので、私が悩んだ過程をこうしてエントリーにしてみました。
世界を変える力
北風がビュービュー吹きつける丘では厚いコートをまとって、じっと身を守るのが精一杯なんです。「この風に耐えられない」って思ったら、木陰に隠れて風が止むまで待つのもいいよ。ゆっくり休んだらいいと思うよ。
でも、北風は無力です。旅人を動かすことはできない。
そうではなくて、わかさんのような明るい太陽のような人こそが、人の心を照らし、世の中を変えていくんだなって思った。(このとき、本人にもTwitterで感想伝えました。)
私も小さな光でいいから、一隅を照らしてみたいと思います。
ご清読ありがとうございました。