なにか新しいこと日記

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夕食後の読書タイムに読んだ本【2024年11月】

10月末から久しぶりに「あすけん」を再開し、勉強のために買ってあった本をまとめて読むことにした。栄養学の本もレシピ本も興味があって山ほど買ってあるのに、過去2年間忙しくてまるで読めなかった。今年はヒマだから勉強するチャンスだ。

1. 佐々木敏の栄養データはこう読む!

2時間ほどで読了。

図表が読み取りにくく(私の読み取り能力が低いため)イライラした。本文に書いてあるだけ読んでいれば筋は通るから、それでよしとしてざっと読んだ。

前半の脂質異常の話と塩分のところが特に重要で、このあたりはもう一度読んだほうがいいと思う。病気になる前の段階から塩分をおさえることの重要性はこの本を読んでよく理解したし、「あすけん」をやろうと思った時期に読んで良かったと思う。

佐々木先生によると「思い出し法」による食事記録は大体1割ぐらい忘れて記入漏れが出るそうなので(たくさん食べている人ほど、記入漏れも多い)「あすけん」は食事後すぐに入力するのがいいだろう。

2. 佐々木敏のデータ栄養学のすすめ

2時間半で読了。

こっちの本のほうがおもしろいし、図表も読み取りやすい。(読んでいるうちに慣れたのかも?)

人間の行動は複雑で、データを取ろうとしても運動習慣だとか、食事以外のさまざまな要素が絡み合うため「データがこうだから〇〇は××にいい」なんて簡単に言えないことが多い。この本は、なにかすぐに役立つ知識が得られるという本ではなく、データにだまされないように学ぶための本だと思う。

低糖質ダイエット、低脂質ダイエット、バランス型ダイエットはどれも同じぐらい痩せるそうだ。ただし、低糖質というのは肉食になりやすいのでその場合は環境負荷が大きい(サステナブルでない)ということも指摘している。

この2冊は本棚に置いておいて、数年後にもう少し賢くなったら読み直そうと思う。

3. 料理の科学

随分前に半分読んで放置していた本を、この機会に消化した。

「データ栄養学」よりこちらのほうが実践的で今日からすぐに役立つ知識が書いてある。

例えば砂糖とか塩とか、ほとんど中身に差はなく結晶の形の違いでしかない(溶けやすさが異なるから調理法によって適切なものを選ぶ)とか。多少不純物が混じっている場合にその中身はなんだとか。おもしろかった。

4. 料理の科学(2)

この本ざっと読んだけど、集中していなかったみたいでほとんど内容忘れちゃったな。もう一度読んだほうがいいね。

5. 異世界の色彩(マンガ)

ここから先、田辺剛先生によるラヴクラフトのコミカライズを続けて読んだ。

田辺先生はここ10年、ラヴクラフトばかりを描き続けている特殊マンガ家だ。
作品理解、時代考証、翻訳。どれ一つ取っても困難な仕事だったと思うが、ここまで精密にラヴクラフトをマンガ化した人って他にいるんだろうか……。

『異世界の色彩』はニューイングランドのある農場に隕石が落ちる話。その隕石から邪悪なオーロラのようなものが出現して、人や家畜を狂わせ、土地を汚染した。

この話、カラーの方がいいと思うんだけど、口絵の数ページをのぞいて全体的にモノクロだ。今はやりの縦読みマンガは、シナリオと作画と色を塗る人は全部別々のチーム制作だというから、カラーは他の人に任せるとしてカラー版も出してくれないかなあ!

6. 闇に這う者(マンガ)

『ダゴン』『闇に這う者』が1冊になっている。

アラン・ムーアの『プロビデンス』だとニューイングランドに落ちた隕石を何者かが持ち去り、塔の上に置いたことになっていた。『異世界の色彩』と『闇に這う者』を上手にリンクさせていたが、元々は全然関係ない話同士をくっつけたものだったんだな〜。

アラン・ムーアは『闇に這う者』のロバート・ブレイクをもじってロバート・ブラックに変え、翻案したわけだ。

『プロビデンス』を読む前にこっちを読むべきだったけど、まあいいでしょう。田辺作品を一巡した後でまた『プロビデンス』に戻れば。

7. 魔犬(マンガ)

『神殿』『魔犬』『名もなき都』の3編。

『神殿』はナチスドイツの海軍将校が潜水艦の航行中に海底であやしいものを見つける話。
これだけ2009年に描かれた古い作品で、画風が異なる。『神殿』での人物の描き方は劇画調で、眼窩のくぼみや頬骨、眉間の出っ張りまで手描きで陰影を付け、リアリズムに寄せている。
そのあと、2015年以降に描かれたその他の作品は線を省略してスクリーントーンを使用し、もっとデフォルメして描いている。
私は『神殿』の描き方もいいと思うけど、たぶん、作画カロリーが高すぎたのかな……。

Wikipediaによると『アウトサイダー』という2007年の短編が田辺先生のラヴクラフトものとして一番古いらしい。年代によって、人物の描き方はかなり違うようだ。

8. インスマスの影 全2巻(マンガ)

ニューイングランドを旅する青年が旅費を節約するため安いバスに乗りこんだら、経由地のインスマスという呪われた町で一夜を過ごすことになった。

恐怖の一夜を描いた話。

これ、おもしろかったし、絵柄のインパクトもすごかった!

佐野史郎・主演、小中千昭・脚本で日本を舞台に翻案し、1992年にドラマ化されたらしいけど、クライマックスのあのシーン、どうやったんだろう……。観たいな。

U-NEXTで配信しているらしいから、今度観てみよう。

終わりに

田辺版ラヴクラフトは、ずっと前に全4巻からなる『狂気の山脈にて』を読もうとして挫折し、そのままになっていた。今考えたら『狂気の山脈にて』なんて全然初心者向きじゃない。もっと短い話から読んで徐々に体を慣らしていったほうがいいよね。

パートナーが全部集めているのでその点は助かった。

年末に全部読み終わるかはあやしいが、できるだけ読み進めるつもりでいる。田辺版を読み終わったら、もう一度、アラン・ムーアを読みたい。