なにか新しいこと日記

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投資初心者がNISAを1年やってわかったこと

2019年に証券口座を初めて開設し、しばらく3000円ずつ積立投資をしていた。

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数年買い続けたら、複利の効果で利益が出て「意外と増えるもんだな。だけど、元本が少ないから大した額にならないな〜」とわかった。
その頃『インベスターZ』を読み、もっと勉強して積極的に投資したほうがいいと思った。

NISA口座どこで作るのがいいか

現在は「特にこだわりがなければSBIか楽天。どっちでもいい、大差ない」という意見だ。
カードのポイント制度はしょっちゅう変更があるのでポイントを主たる判断材料にするのは意味がない。

父曰く「楽天のほうが画面が見やすい」らしい。元証券マンが言うなら、まあそうなんだろう。(高齢者でも見やすいって大事なことだ)

SBI証券は、口座開設するのに夫の会社名まで訊いてきて鬱陶しかったが楽天証券はそんなことなかった……気がする。

SBI証券への資金移動でポイントを溜めるには三井住友カードを作らないといけないのだが、カードを作るときに年収確認云々とまた鬱陶しいことを言ってきたのでイヤになった。(このへんは個人事業主ならではだ)

この際、SBIはもうやめよう! 楽天に乗り換えよう!と決めて手続きをした。
(それまでNISA口座は作っただけで足踏みして使っていなかった。)

2023年からNISAで積立投資を始める

年の途中でNISAを移管したため、前半は「特定口座」、後半「NISA」を利用した。

ちょうど同じ頃、制度に変更があって来年から新NISAになる!(なんのこっちゃ)と報道されるようになった。投資できる金額が増え、積立もスポット購入もどっちもできるようになり、便利になるとわかった。

それまでは積立かスポットかどっちかしかできないのが不便で、自分にとってどっちがいいとも判断つかず、開始時期が遅れた。
(サラリーマン、公務員のように定期収入がある人なら積立一択でいいと思うが、自営業は収入不安定で迷ってしまった)

パートナーと共に家計費の中から、無理のない金額で積立することにした。

ポートフォリオの整理

1年経ったら、証券口座の中身が「特定」と「つみたてNISA」「NISAつみたて投資枠(新NISA)」に分かれた。

新NISAになった時点で「特定」は一旦売却をして、同じ銘柄を新NISAの中で買い直した。売却時には運用益の中から2割税金を取られた。長く運用すればそれだけ利益が大きくなり取られる税金も大きくなる。こんなのはさっさと売ったほうがいいと判断した。

個人で運用しているものもまちがえて「配当金受取り」になっていたものは売却して、似たような銘柄の「再投資」に買い換えた。
初心者は設定ミスがありがちみたいだ)

証券口座のお約束

「特定」の商品は売却すると「約定」した金額から税金が引かれ、その分が証券口座に残る。(NISAは税金が引かれずにそのままの金額が入る)
売却注文→約定→口座にカネが入るまで、数日ずつラグがあり、大体5日後に入金された。

楽天銀行〜楽天証券間では「スイープ」という仕組みがあり、口座にいくら残すか自分で設定できる。
私は初期に「楽天証券に30,000円残す」設定にしていたため、約定した金額から30,000円引いた金額が楽天銀行に振り込まれ、金額にズレが生じた。

スイープの設定を理解していれば簡単なことなのだが、これを忘れ、「なんで金額が合わないんだろう?」と30分以上悩んで時間をロスした。

現在の運用方法

現在インデックスファンドだけを購入している。
自己資金と家計費でいくつかに銘柄を分けているので、ゴチャゴチャになることはない。

毎月の積立金額×1パーセント分のポイントを受け取り、その分も運用に回している。ポイントを投資したり楽天系列のサービスを使えば使うほど、SPIといって楽天での買い物が有利になるが、これは投資と関係ないオマケみたいなものだ。そのうちに全部なくなってしまうかもしれないし、景気が良くなれば特典は増え、景気が悪くなれば減る。そういうものだ。

楽天証券の動画はわかりやすい、いいものだと思う。
先ごろ亡くなった山崎元さんの動画を参考にして、資産全体の中での運用割合とどういう銘柄を購入するかを決めた。


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原則を守っていれば余計なことを考える必要はない。なにか特別なことがない限り、このまま25年同じ方法で運用を続けてもよいだろうし、大きな社会変動があれば考えを改めるかもしれない。(いずれにしても情報収集は欠かせない)

老後の資金として2人で3000万円作るのが当面の目標だ。

今後やりたいこと

NISAは1800万円までなので、上限を超えたらパートナーの口座を使うつもりだ。(そう簡単に超えられる金額ではないが……)
そのため、ゆくゆくはパートナーにも証券口座を開設して運用に慣れてもらいたい。

株にも興味があり、この先勉強して自己資金でミニ株を買ってみようと思っている。私は社会人として、日本経済にもっと関心を持つべきなんだと思う。

やってはいけないこと

NISAを始める前に父から「おすすめの金融商品」をしつこく勧められたが、仕組みが複雑でよくわからなかった。
「ウォーレン・バフェットが『わからないものは絶対買うな』と言っている。勉強して自分がわかるものだけを買います」と伝えたら、以後はなにも言ってこなくなった。

10年ほど前、相場が下がったときに父は大損している。長年証券会社にいた父でも、危機のときに正しい判断ができなかったのだから、金融どしろうとの私はもっと危ない。
中身のわからない商品を買ってしまうと、相場が下がったときに慌てて売ったりして大損する可能性が高い。なので、現在のような「だれでもかれでも投資をすすめる」風潮は良くないと思っている。

変な商品を買わないように自分で勉強する時間のある人だけが、投資・運用をするべきで、その時間がない、余裕資金もないという人が安易に手を出すと損するかもしれない。

Twitterで情報収集する人も危ない。Twitterは広告料めあてに情報発信している人が多いので、氏素性のわからない人の意見を全部鵜呑みにするのは危険だ。
初心者がTwitterでフォローするのは日経新聞マネーのまなびくらいにしといたほうがいいように思う。