毎日毎日献立を考えるのがめんどくさい。
一時期は『レタスクラブ』の献立カレンダーBOOKを便利に使っていたが、苦手食材が頻出したり、口に合わないメニューが続くとやる気を失っていった。
それでも、『レタスクラブ』のおかげで17もレパートリーが増やせたから十分だろう。
なんだかんだ、私もパートナーも好き嫌いが多い。
知人がヨシケイのミールキットを使っているというので感想を訊ねたところ、「レタスが食べられないと厳しいですね」と言われた……。
そりゃそうだ。キャベツ、白菜、レタス、ブロッコリーなど汎用性の高い食材をどちらかが苦手としているのが痛い。
また、時短料理みたいなやつは口に合わないものが多い。
うまい、まずいの感覚は個人的なものだから、「美味しい」と評判のレシピでも感性が合わなければそれまでだ。2〜3回試して「合わない」と感じた料理家やメディアはスルーした方がよい。
それでもなんとかラクをしたいので、お気に入りのレシピをコツコツとカードに書き溜めている。あちこちで見かけたもの、ネットレシピなど、散逸しやすいものを整理するのに便利だ。このカード、裏面に材料がリストアップできて見やすく、買い忘れがない。
カードがある程度溜まれば、シャッフルするだけで献立が組めるようになるだろう。道のりは遠いが……。
わが家のルールとして、平日、週1回は魚介を食べる。あとの日は豚と鶏をなるべく交互に食べる……などがある。
仕事のスケジュールも考え合わせ、夕飯をすぐできるものにするか、それとも少し時間をかけられるのか、どのタイミングで買い出しに行くのか。100円ショップで買ったカレンダーに記入して毎週プランニングしている。
これが結構めんどくさい！ 毎月、1週間は考えることを放棄してサボっている。
月の後半、献立を考えるのがしんどくなってきたら、カレンダーを見て前月の献立を参考にすることもある。←結局、これが一番参考になる。
餃子、酢豚、麻婆豆腐、えのきのシューマイ風など、中華攻めにすることも……。中華料理はオイスターソースや鶏ガラスープを使用するため味が決まりやすく、失敗がない。
ふるさと納税でいただいたり、豊洲ドットコムでたまに購入する冷凍食材（精肉、魚介類、加工肉）は、疲れた日の強い味方だ。
冷凍庫にチリソースを常備しているので、温めて魚介類、もしくは鶏やきのこと炒め合わせるだけで1食分になる。
またカツオを解凍して、刺身のままトマト、カイワレといっしょに盛り付けサラダ風にするなど……。
主菜はなるべくバリエーションを持たせるようにして、季節に応じたメニューを考えている。例えば、夏はなるべく旬の野菜を取り入れたいし、調理方法は火を使わないマリネや電子レンジ調理、火を使う時間が短い炒め物を中心にする。冬はかぶや大根、葉野菜が美味しいし、煮物をして数日食べ続けても腐敗の心配がない。
一方、野菜を中心とした副菜はバリエーション不足で困っている。わが家の定番は、きゅうりのピクルス、大根サラダ、きのこのソテー、ほうれん草のお浸しなど。
最近は白ごはん.comと「友だち」になり、LINEで食材名を送るとレシピを一覧で提案してくれる機能を便利に活用している。きのこ豚汁、かぶの浅漬け、春雨サラダなど、どれも美味しかった。
私がこれまで作って「好きだ」と感じた料理家は、ウー・ウェンさん、ケンタロウさん、高山なおみさん、飛田和緒さん、落合シェフ。
私は鼻が悪いので、味見をしても鼻が利かない。（食事中にうまい、まずいはわかるが、少量味見するだけでは正確に判断できない。）
パートナーは鼻が利くし調味のセンスもよいので、私は基本的にレシピに忠実に作り、最終工程でパートナーに味見してもらっている。
名もなきおかずを適当に作ってなんとかなるのは、たぶん、鼻がいい人だけの特権だろう。私には無理だ。
先日、業務用スーパーで買った小籠包を蒸し器で温め、ついでに小松菜を敷き大根を拍子に切って加えたら、なかなか美味かった。
蒸し野菜もレパートリーに加えるといいかもしれない。ソースはスイートチリソース、和風ドレッシングなど、お好みで。
自炊歴6年、現状はこんな感じである。
記入済みのレシピカードは26枚になった。せっせと自炊してカードを増やしたい。季節ごとに20枚ずつカードが溜まれば、もっと簡単に献立が組めるようになるはずと期待している。
