東京の桜が終わって早1か月。
2018年4月23日、弘前公園まで、夜桜を見に行ってきました。
Twitterで出回っていた画像が弘前のものと知ってから、どうしても行きたくて……。急なことでスケジュールの調整が間に合わず、夜行で行って夜行で帰る強行軍になってしまいました。
人生初の青森。人生初の夜行バスの旅でした。
来年以降行かれる方のためにザックリとレポしていきます。
パンダ号で行く弘前
行きは上野発の女性専用車。帰りは新宿で下ろしてくれる便を選びました。
平日4000円の格安。乗車9時間。2列ずつ、4列式で足元は狭いです。
初めて夜行バスに乗った感想は……9時間、なんとか耐えられた!って感じ。
2時間おきにサービスエリアに停車するため、トイレの心配はありません。都度睡眠が中断されるのがつらかった……。神経痛にならないよう毎回席を立ち、水分を少しずつ摂ってストレッチしました。
後に地元の人に聞いたところ、品川から出ているノクターン号の方が席がゆったりしていてお薦めだそうです。6,700円より。
「夜行バスは寒い」と聞いていたので、レギンスを持って行き休憩中にズボンの下に重ねて履きました。小さいカイロも持っていって、腰に貼りました。その他あって良かったものは大判のスカーフとアイマスクです。
あとは備え付けの薄いフリース毛布で充分でした。こういうの、自分でも1枚持ってるといいなって思った。
服装
今回は強行軍のため、快適さを重視しました。
これでちょうど良かった!
長距離を旅するときは締め付けのない服装がいいと思います。血行不良で、エコノミークラス症候群や神経痛を起こしたくない。
旅先でよく歩いたら日頃の運動不足が解消されムクミが取れたみたいで、驚くほど顔が痩せました。(個人の感想です。)
歩くのって本来「快」なんだなぁと思い出した。
朝の弘前観光
駅前のバスターミナルから弘前公園の東側まで徒歩15~20分。歩きたくなければ、バスやタクシーを利用するのもいいでしょう。
なお、バスターミナルの地下に広いトイレがあります。(到着後、ここでチャチャッと身支度しました。)
松屋でもあればと思ったけど、なかった……。朝食は公園内の屋台で済ませました。気温が低いので、アツアツのおでんがうれしかった!
東の外堀が一番開花が早く(そりゃそうだ)白っぽく見えました。
咲き始めはピンクで日を追うごとに白っぽくなり、堀に落ちてからは水面をピンクに染め上げる「花筏(はないかだ)」が名物だそうです。それも2~3日で変色してしまうから水を入れ替えて景観を保っているそう。手間がかかってますね。
ひとしきり園内をぶらついてから、西側のスターバックスで休憩しました。
雪を頂く岩木山
ちょうどスターバックスの前辺り。市役所方面から北の方角に、頂に白く雪を載せた岩木山(いわきさん)が見えました。写真だと小さいけれども、肉眼では迫力があって美しかった。
不意を突かれて、涙が出そうになりました。
地元では「津軽富士」と呼ばれ愛されているそうです。空は曇りだったのに鮮明に見えて、ラッキーでした。
スターバックスでスマホを充電する
スターバックス弘前公園前店は、大正時代に陸軍の師団長が住んだという洋式の建物で、有形文化財として登録されています。こういう和洋折衷の建物に目がない私!
バッテリーも持ってましたが心許なかったので、小一時間休憩しながらスマホを充電しました。
長テーブルにコンセントが8口備えられています。(2018年4月調べ)
ネットカフェがあればちょっと横になりたかったけど、市内に1か所しかなく場所も遠そうで、あきらめてここで休憩しました。
なんにも考えずふらっと来てしまったので、ガイドブックを見ながら午後の予定をここで考えました。
弘前の食事スポット
青森県は三方を海に囲まれ、日本海・太平洋・湾で取れるものを楽しめるという地理的に恵まれた場所です。
また、弘前はフレンチレストランが多いことで知られます。私もフレンチを食べたかったけど、1人では気が引けました。複数人で行くならぜひ予約して行きたいところ。
結局、昼間はカフェで、夜はカウンターのある居酒屋で食事しました。夜に行った居酒屋のお兄さんが気さくに話しかけてくれて、楽しかった。
ここでいただいたシャコは人生最高でした。お酒は豊杯が美味しかったな。
お土産
愛内さんが薦める「源ダレ」を駅前のヨーカドーで買いました。よく見たらここのヨーカドーはバスターミナルに隣接していて便利な場所だった。
知人からは「『水曜どうでしょう』って番組で紹介された丸ごとのアップルパイが人気らしいけど、スティック型の方が食べやすくていいわよ」と薦められ、職場へはこちらを買ってきました。これは、わりとどこにでも売っていました。
夜桜のライトアップ
この時期は日没が18:30。近所で食事しながら、辺りが暗くなるのを待って繰り出しました。
デジカメも持って行きましたが、安物で夜は使い物にならなかった。でっかいカメラと三脚持参の人をちらほら見かけました。私はiPhoneで何枚か撮ったら、早々にあきらめてしまいました。高性能のカメラでなければ、弘前公園の夜桜を写すのは難しい。もしくは夜景に特化したアプリなんかがあれば良かったのかも。
西側から時計回りにぶらついて日本一と名高い景色を堪能しました。
ボートのある堀。桜のトンネルと言われるゾーン、春陽橋辺りの景色を眺めたら胸がいっぱいになりました。
きっと、また来ます。
弘前の感想
園内は想像を遥かに越えて広く、人出は多いもののゆったりと見物することができました。普段芋洗い状態のところで仕事しているもので開放感を感じた。
心配だった開花状況も、4月19日開花でバッチリでした。(2018年)
すっごく良かった!!!
人生に一度は行って欲しいと思う、名所です。
桜を見るためだけに、行く価値はある。そのぐらい感動しました。
special thanks: ラブイン愛内さん