今から5年前。有給休暇を取得する前日に社長から呼び出され、解雇予告を受けた。
私「いつ、ここを閉めるんですか?」
社長「12月末の予定です」
私「社長、会社をたたむときは半年前に教えてくださいってお願いしたじゃないですか〜」
社長「申し訳ない。みんなには週末話すつもりだったんだけど、君は明日から連休だと聞いたので、先に伝えました」
私「ハァ……」
その後、残っていた有給も消化できず、退職金代わりの現物支給を少しばかり受け取って、2か月後に解雇された。
今にして思えば、有給の分だけ退職日をずらしてもらって、その分給料を要求すれば良かったな〜〜。ま、社長のパワハラが怖くて、だれも言い出せなかったんだけど!
12月31日に解雇され、1週間後に新規開業した。
この間までサラリーマンだった人間が独立したところで、そんなに景気よく仕事が入ってくるわけがない。つなぎでアルバイトもしたかったし、失業保険ももらうべく、しばらくは仕事と並行してハローワークに通った。
・・・
その辺りについて記録したのが、下記の4つの記事だ。
同じような状況におかれた人には、参考になるかもしれない。 特に、失業中の就労時間については、心配だったのでしつこくハローワークの人に確認して、無事給付を受けることができた。
要点だけ紹介すると、
- いきなり「○日をもって廃業します」と言われ、会社がなくなってしまったとき。離職票がすぐに届かなかったとしても、バカ正直に待たなくていい。すぐにハローワークに行き、仮の手続きをすれば、それだけ早く給付が受けられる。(離職票は後出しでも間に合う。)→2020/3/11追記: 離職後12日経っていれば手続き可能という情報を教えていただいた。
- フリーランスで開業したり、短期のアルバイトをしても、要件を満たせば、就労しなかった日については失業保険がもらえる。
- 会社都合で失職したら、年金免除と健康保険の減額の措置がある。ただし年金は将来もらえる金額が減ってしまうので、余裕があれば払った方がいい。それぞれ、別々に手続きが必要。
- 早期に再就職した場合、要件を満たせば「再就職手当」がもらえる。フリーランスで開業したり、短期のバイトをした人も同じく。
上記の記事を書いたのは5年も前のことなので、最新情報については、ハローワークやお住まいの市区町村に問い合わせの上、まちがいなく手続きしていただきたい。
失業保険・再就職手当については、厚生労働省のサイトにPDFが紹介されている。
https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000588809.pdf
また、もし失業して家賃が払えなくなった人は、自治体の「住居確保補助金」制度が利用できるかもしれない。詳しくは、お住まいの自治体に問い合わせするのが確実だ。
自分が失業したときはびっくりしたが、しばらく経って、パートナーが突然失業したとき、自分の経験があったからこそ慌てずに済んだ。
自分だけではなく、身近な人が失業したときも、ぜひ、念頭において欲しい。
とにかく、解雇されたら即、ハローワークへ!!
ちなみに、解雇予告の段階でも親切に対応してくれるので、職員を信頼して、疑問点があれば相談してみてね!