なにか新しいこと日記

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TOTOの古いトイレに自分でウォシュレットを取り付けた【DIY】

発端はちきりんのツイートを見て。

そう言われたらそうだ。「今後しばらくは、値段が上がる材料しかないな!」と思ったので、ずっと買わなかったウォシュレットを思い切って購入、取付した。

私がウォシュレットを必要とした理由

  • トイレの便座が旧式(築20年)で掃除しにくい。ふたの接続部分に入り込んだ汚れが取れなくて困っていた。→新しいウォシュレットは掃除がしやすく清潔。
  • 便座カバーを付けていても真冬はトイレが寒く、体調が悪いときにお尻が冷えてつらい。→便座の温め機能が欲しかった。
  • 温水洗浄機能は「あれば使うかな」程度。生理中のみで、あとはそんなに使わない。ここの機能は重視しない。

準備・下調べ

1. ウォシュレットの取り付け方をネットで調べて、手順と必要工具を把握する。

2. Amazonで手頃な機種を選ぶ。瞬間式で安い機種もあったが、レビューがよくないので貯水式を選んだ。

3. 機種名(SCS-T161)で検索して取扱説明書(施工説明書)を開き、付属品を把握する。今回の機種はスパナは付属しているので必要なし。

4. 便座の裏側のナットを外すときにモンキーレンチが必要になる。

5. タンクの外の止水栓をまわすのにマイナスドライバーが。

6. 見たところ、止水栓がかたく、自力では回せなさそうだったため、レビューを読んでハンマーを準備した。ネジにドライバーを差し込み、ゴムハンマーで何度か叩くと回ると書いてある。←以前に阿豆らいちさんに「コンビハンマーを一本持っておくといいですよ」と教えていただいたので、今回購入した。

工具選びのポイント

工具を購入するときは、便座の裏側のナット、止水栓のネジの溝の大きさを事前に確認してから買った方がよい。せっかく買ってもサイズが適合しなければ、無意味だ。

うちはモーターレンチはあるので買わなかった。

TOTOの便座なら、こんな取付工具も販売されている。うちみたいに狭いトイレだと、レンチが入るほどの空間もなかったりする。その場合は、こちらがおすすめ。

 

工具箱に、適合するドライバーがなかったので、止水栓の溝のサイズに合わせて購入した。(どうせこの用途にしか使わないものだ。)

コンビハンマーは今後もDIYに使えそうなので吟味して選んだ。

取り付け工事で注意するべきところ

元の便座を取りはずす

ナットをモンキーレンチでゆるめ、便座をはずす。→狭いところで作業するため、手持ちのレンチが入らず、便座に付いてきたレンチを無理やり突っ込んで作業した。向かって右側は容易に外せたが、左側を外すときに回す方向をまちがえてしまい、苦戦した。一つ外したらそれを見ながらもう一つ外すと、まちがいがないように思う。

取り外した部品は上部のネジ・ゴムシート・ゴムの受け皿・ナットの順番になっている。部品がばらばらになると、後から原状回復できなくなるので、元通りに組にしてビニール袋に入れておくとよい。

汚い話だが、ここの部品が汚く、外した後で全部シートで拭き取りして掃除し、石けんをつけて何回も手を洗った。

昔のトイレは本当に掃除しにくくて不潔だ!!!

温水便座を取り付ける

本体固定プレートをつける

書いてある通りにやれば、なにも迷うことはない。

給水管を外す

「上ぶたをはずす」と書いてあったが、うちの場合はタンクの内部を操作する必要はなかった。

マイナスドライバーで止水栓を閉める。→ここがかたくなっていて苦労した。ドライバーの先をゴムハンマーで3〜4回叩いたら、軽い力で回るようになった。

タンクの中の水を流し、給水されないことを確認する。

ナットを回してタンクから給水管をはずす。→管の中の水がこぼれるので雑巾で拭いて掃除した。

分岐金具・タンク給水ホースを取り付ける

止水栓に分岐金具を付ける。基本、金属と金属の間にはパッキンを挟むようになっている。パッキンを忘れると水漏れするので要注意。

分岐金具とタンクの間に短いホースを付ける。

本体給水ホースを付ける

分岐金具に1mのホースを付ける。→うちの場合はタンクの右側から給水しているため、便座のふたの後ろを通って本体の左側までホースを渡すことになった。不恰好だが、仕方がない。どちらからでもつなげるように1mになっている。

所要時間

工具を調べ、機種を決めるのに30分。
取り付け工事に30分。

私の場合はネジがかたくて回せなかったり、まちがえて反対側に回したりしてロスした時間が大きい。力が強くDIYに慣れている人なら、15分くらいで取り付けできるだろう。

感想

ビフォー

アフター

実は「ウォシュレットなんか今は標準装備なんだから、大家さんがつけてくれたらいいのに……」と思い、事前に管理会社に問い合わせしていた。
結果は「こちらで取り付けることはできませんが、お客さまの手で取り付けて使っていただくのは構いません。その場合には、退去時に現状回復をお願いします」という返事だった。


ケチ!!

 

おっそいインターネットなんか付けずに、ウォシュレットを付けてくれた方が100倍感謝するのに……。(まあ、業者に取付させようとしたら、本体・工事込みで5〜7万とか取られるだろう。費用が全然ちがうので、しょーがない。)

something-new.hatenablog.com

今回、女の力でも簡単に付けられることが証明できた。

洗浄機能に細かいこだわりのない人は、大手メーカーの中から価格重視で選んでしまって問題ないだろう。

いくつか工具を買ったとしても、2022年5月現在、2万円でお釣りがくる。

 

水回りをいじるのがイヤで、ずっとぐずぐずしていたが、こんなに簡単ならもっと早くやれば良かった……。