なにか新しいこと日記

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NHKは「公共放送」なのに、イスラエルに寄りすぎている【オピニオン】

夕食後、えむさんと『国際報道2025』7月15日火放送(NHKプラスでの配信期限7月22日 4:59まで)を見ていたら、エマニュエル・ナヴォンという研究者が登場し、一方的にイスラエルの意見を伝え始めた。
NHKのキャスターが英語で質問し、同時通訳が2人がかりの対話形式で意見を伝える。この番組、何回か見ているが、めずらしいパターンだ。

イスラエルの意見を伝えるのに重きをおいた番組構成

エマニュエル・ナヴォンはイスラエルの「保守系シンクタンク」の研究員で、大学で教鞭を取っているとか、著作は日本でも翻訳されているとか、さほど権威でもないことを、NHKはさも権威であるかのように強調して紹介していた。

えむさんと番組を見ながら「なんか変じゃない?」とざわついた。

そもそも「保守系シンクタンク」という伝え方が意味不明だ。
NHKがどういうつもりで「保守」の言葉を使ったか、知らんけど、たぶん「政府系」という言葉の体のいい言い換えだろう。(まちがいだったら教えてください)

「大学で教鞭を取っている」のは日本の大学ではなく、テルアビブ大学のことだ。

今年翻訳されたという著書は『イスラエル外交史』で、ミルトスという出版社から出ている。(えむさんが調べた)

イスラエル外交史 - ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社

この会社は「イスラエル・ユダヤ文化の出版社」をかかげ、代表取締役は谷内意咲という人物。この名はイサクと読むのであればユダヤ教の聖書に由来した名だろう。
おそらく、イスラエルが自分たちの意見を広めるために資金を出して設立した会社ではないか。

なぜ、そうまでして日本人に意見を伝える必要があるのかといえば、われわれは核兵器を持たず、原爆が投下された唯一の戦争被爆国として、国際社会でそれなりにプレゼンスを持っている。日本人が感情に訴えて、自分たちに都合が悪い主張をすると困るから、わざわざ金を出し、労力をかけて味方を多く作り出そうと工作している。そういうことだろう。

ナヴォン氏の意見は、15分ほどのミニコーナーのうち大半(11:05〜21:46の10分ほど)を使って紹介された。

イスラエルと対立する意見は封じこまれている

私の意見としては、アメリカ、ロシアを始め、イギリス、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の9か国が核兵器を持っているのに、イランが開発したら脅威となるから攻撃していい、ということには全然ならない。

国際社会はもっとイスラエルを非難すべきなのに、そうならないのは、イスラエルが各国で要人を買収し、下々に鼻薬を嗅がせて反対意見を抑え込んでいるからだろう。

NHKも同じように買収されたか、もしくは買収された人物から圧力をかけられ、このような偏向報道をやっていると考える。

 

私に言わせれば、イスラエルの学者をスタジオに呼んで意見を伝えるなら、イラン側も呼んだらどうか。少なくともテレビ電話をつないで意見を聞くべきだ。

番組の良心として、テヘラン支局の土屋局長がイラン側の意見を伝えていた。(21:48〜23:09までおよそ2分)

キャスターは「イラン側とイスラエルの双方の主張をお伝えしました」と締めくくったが、バカ言ってるんじゃないよ。2分と10分では大違いだ。

自国の戦争犯罪には目を向けず、ナチスドイツの犯罪ばかりを放送する

わが家はNHKが大好きで、喜んで受信料を払い、毎週録画して見ている番組がいくつもある。

『映像の世紀 バタフライエフェクト』もその一つだ。この番組ではしょっちゅうナチスドイツを扱い、ナチスの戦時犯罪を伝えている。

映像の世紀バタフライエフェクト - 動画配信 | NHKオンデマンド

念のため、2025年6月30日まで直近45回のサブタイトルを調べ、以下に具体的な数字を示す。ナチスをテーマにした回が5回(2025/4/14アウシュビッツの生還者たち、3/24ヒトラーの隠された素顔に迫る、2024/12/16ナチ親衛隊狂気の実行者たち、9/2ゲッベルス 狂気と熱狂の煽動者、7/1ワイマール ヒトラーを生んだ自由の国)、戦争中〜敗戦後のドイツの様子を伝えるものが2回(2025/3/3死の大地 ドイツ敗走の2200キロ、2024/10/28ふたつの敗戦国 ドイツ さまよえる人々)

ちなみに、日本の戦争犯罪をテーマにしたのは1回(2024/4/1映像記録 東京裁判 ただし、この回は裁判の経過の記録がメインであり、戦争犯罪の具体的な内容にはあまり触れていない)戦争中〜敗戦後をテーマにしたものは4回(2025/6/2 シリーズ核の80年(2)ヒロシマ 世界を動かした2人の少女、2024/11/18 ふたつの敗戦国 日本 660万人の孤独、8/26太平洋戦争 日米プロパガンダ戦、7/8東京 戦後ゼロ年代)

大日本帝国の戦争犯罪について反省がないのか(※皮肉です)ちっとも取り上げず、自国の歴史を伝えるよりも、ナチスの戦争犯罪を伝えるほうに熱心なのがNHKだ。

 

果てはイスラエルだけを単独で扱う(2024/3/4イスラエル)のだから、あきれかえった。最近でも台湾、韓国、ベトナムなどアジアの各地をクローズアップした回があったが、単独の国名をサブタイトルにして取り上げたのは唯一、イスラエルだけだ。

(ナチスドイツがいかにユダヤ人を苦しめたか、映像を流して人々に思い起こさせることが、イスラエルのプロパガンダとして利用されやすいことにわれわれは注意しなければならない)

 

このようなNHKの姿勢をどう思うか、人それぞれだ。しかし、NHKがイスラエル寄りの番組作りをしていることをわれわれは自覚して視聴しなければならないと思う。