なにか新しいこと日記

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草津温泉、還暦の母と行く二人旅

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先日還暦を迎えた母と二人で草津温泉に行ってきました。

草津の温泉街は旅情があって良かったです。薬効でお肌もツルツルになりました。また行きたい!

[目次]

伊香保も行くか・草津だけにするか?

今回草津伊香保1泊ずつにするか草津だけ2泊するか迷って、後者にしました。梅雨で母の足元が心配だったので、そうしました。

お天気のいい時分なら前者でも良かったと思います。草津温泉バスターミナルから乗車して、伊香保温泉・伊香保石段街まで直通で行けるバスがありました。

「上州ゆめぐり号」の路線図はこちら:デジタル時刻表 | ジェイアールバス関東

母は温泉に浸かったらすっかり元気になって「石段を上れるうちに、伊香保も行きたい」なんて言っていました。

ホテルのお湯はマイルドだった

草津には20年前、家族で訪れた記憶があります。車で行って立ち寄り湯をハシゴしました。当時私はアトピーがあって肌がヒリヒリしてしまい、1か所でやめておきました。それでも、硫黄の匂いとグリーンの湯が溜まった露天風呂の景色は強烈で、楽しい思い出になりました。

今回、宿を選ぶ際に泉質を調べたら、草津では6種類もの大源泉が湧きだしているとのこと。

草津温泉 - Wikipedia

私は前回の記憶があったので、比較的マイルドと言われる「西の河原」の湯を引いたホテルに決めました。ホテルの湯は確かに、匂い・温度・肌への刺激感共に柔らかく感じました。湯畑で嗅いだ感じからすれば少々刺激が足りないぐらいで、母と相談して「外の立ち寄り湯も探して行ってみよう!」ということになりました。

共同浴場」のシステム

ホテルの人に聞いたところ町内には無料の公衆浴場がたくさんあり、町民専用で鍵がかかっているところもあるそうです。観光客が利用できるおすすめは「白旗(しろはた)の湯」で、源泉としては最も古いらしい。

我々が湯畑を訪れたとき、神社の側に「白旗」の源泉がありました。白濁して硫黄の匂いが強く、わくわくしました。

草津温泉「白旗」の源泉

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草津温泉「白旗」の源泉


近所に共同浴場らしき建物も目にしており、「えっ、あそこって無料なの。番台とかないんだ!?」と後から知ってビックリしました。

こちらのサイトによれば、観光客が利用できる無料の共同浴場は3か所。白旗の湯、千代の湯、地蔵の湯だそうです。

草津温泉共同浴場

「白旗の湯」は想像以上に、熱かった!

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草津温泉「白旗の湯」

予め「ロッカーがないので貴重品は持っていかないように」と注意を受け、ビニールポーチにスマホと少額の紙幣だけを入れて持参しました。いざ入ってみたら、中は狭く更衣室も目の届く範囲でした。とは言え、高価なものは持ち込まない方がいいと思います。

なお、ここにはシャワーや水洗などの設備がないため、髪や体を洗うことはできません。髪が長い人はヘアゴム、シャワーキャップを持って行くといいです。

 

とにかく湯が熱くて、驚きました!

母と二人で、かけ湯をしながら「これは、足先を浸けるだけで精一杯かもしれないね……」と話していたら、先客の方が親切に入り方を教えてくださいました。

「白旗の湯」の入り方

  1. まず、足の甲にかけ湯をします。
  2. 足先からどんどん上の方まで湯をかけるようにして、20回くらいかけ湯します。
  3. 次に、手は外に出して、縁につかまるようにして湯に入ります。(手指は熱さを感じやすいので湯につけないのがコツだそうです。)
  4. 熱いので、最初はすぐに出てしまっても大丈夫。
  5. 湯の外に出たら、今度はかけ湯しないで自然と冷まします。
  6. ちょっと冷めたら、また入ります。
  7. 何度も入って出て、自然に冷ますのを繰り返すうちにだんだん深く浸かれるようになります。この方法だと肩まで浸かれるとのことです。

教えられた通りにしたら、本当に肩まで浸かることができました。5分もじっとしていられない熱さだけど、じわーんと気持ちいい。なんとなくとろみ感もあって、肌がつるつるになりました。 

「お近くの方なんですか?」

親切な女性に、母が訊ねると……

「私は新潟からです。日帰りで、月1回来ています。毎月来ないとどうも調子が悪くて」

「私たち二人だけだったら、きっと足だけ浸けて終わりにしてました。ご親切に、ありがとうございます」

草津はいろいろ入ったけど、ここの湯が一番熱いと思いますよ」

「へぇ〜そうなんですか!」

草津には多くの立ち寄り場があるけれど、その方が言うには、白旗の湯が最も熱くて、体質にも合っているということらしい。なるほど~!

西の河原公園の源泉

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草津・西の河原温泉公園

ガイドブックで見て期待していた湯畑の景色も良かったけど、西の河原公園もまた、フォトジェニックで楽しいスポットでした。

川のせせらぎが聞こえる……と思ったら湯なんです。

熱いお湯が滝のように流れていたり。

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草津・西の河原温泉公園

湯を溜めて無料で足湯できるようになっている場所も、公園内に多数ありました。

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草津・西の河原温泉公園


ところで、公園の北側にある「西の河原大露天風呂」は名前に反して「西の河原」の泉質ではないことを旅の後半に知りました。高台から湧き出る「万代(ばんだい)」から引いているそうです。意外!

所感

私の個人的な意見ですが、肌が弱い人・アトピー体質の人が草津を訪れる際には適応症を調べた上、マイルドな泉質を選んでホテルの内湯で入浴するのがいいように思います。

普通肌なら、公共浴場も合わせてトライする価値ある!

(私は現在アトピーはありませんが、やや敏感肌のため、湯に入った後はシャワーで軽く全身を流しました。それでも、ムダ毛を剃った後の皮膚なんかがわずかにピリピリしていました。)

 

体の弱いシニアの母親連れでも、町の西側に宿を取って、西の河原温泉公園→湯畑→白旗の湯を散策するのは無理がなく楽しめましたよ。今度行くときは、湯畑の周辺で素泊まりのプランを探して、湯畑源泉→地蔵の湯→御座之湯(東側地域)にトライしたいと思います。