なにか新しいこと日記

当サイトではアマゾン、楽天のアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。

コロナの影響をゆるやかに脱しつつある私の個人的記録 2020年10月

10月は徐々に忙しくなった。コロナ前ほどではないが……。
去年まであんなに忙しく仕事をこなした上に、どうやって家事まで回していたのだろう?
たぶん家事なんか大して回っていなかったに違いない。
うん、きっとそう!

 

そろそろ友人と会って食事でもしようかと誘ってみたところ、はぐらかされてしまい、軽いショックを受けた。
どうも経済的な理由ではないか……とうっすら感じた。
友情にも時機により濃淡があって当然のものだ。「また、誘いますね」の挨拶で会話をクローズし、深く触れないことにした。

 

そうこうしているうちに大学時代の友人から誘いがあり、いそいそと出かけていった。
(都心のオフィス街は土日は閑散としており、ソーシャルディスタンシングの観点からおすすめである。)
彼女は道端アンジェリカのような美人で目立っており、登校中に路上で声をかけて仲良くなったのだが……この人はなぜ、私のような者と仲良くしてくれたのだろうか。

乾杯しつつ、訊いてみたところ、
「ウフフ……おもしろかったよねー!」と返答があって笑った。
「そうか。私が変人だったから、珍しかったのね?」
なるほど、納得。

思えば、痛い痛い学生時代だった。振り返ると恥ずかしさで身悶えするほどだ。
そんな私にも親しく付き合ってくれる友人がいたのだからありがたい。

知り合いに母校の商学部に今年入学した人がいる。
後期も授業は結局全てオンラインになったそうだ。今は同じ高校から進学した学友と集まって勉強したり、遊んでいるとか。
タイミングが遅れたとしても、これから新しくよき友だちを作るチャンスに恵まれるといいのだが……。

 

10月の半ば、かねて計画していた祖父の遺品整理のため、母と名古屋へと発った。
2泊3日で大量の不要品をゴミ袋に詰め、思い出話に花を咲かせた。
2日目に祖父が眠る納骨堂を訪れた。IDカードをかざした瞬間、無数の御仏の像の中から該当する御仏が光る演出には驚かされた。

f:id:giovannna:20201101144346p:plain

大好きな大須観音に近い場所を祖父が選んでいたのがうれしかった。この場所なら名古屋に来るたびお参りして、その後商店街をぶらぶらするのも楽しい。

母と共に錦三丁目まで歩き、祖父が愛した「いば昇」の味を十数年ぶりに堪能した。

f:id:giovannna:20201101144351p:plain

母が食べ切れないというのでおそるおそる「持ち帰りに詰めてもらうこと、できますか?」と訊いてみたら、赤い立派な持ち帰り用の箱(有料)が出てきて、おおーっとなった。
うなぎは歯が悪くなっても食べられるから、かなり年を取っても大丈夫だね。また来ようね、と言い合った。

生地と手芸の店「大塚屋」を初めて訪れた。車道にある本店は4階までの堂々たるビルで、中に喫茶店まで備えている。服地を求めるシニアのおばさま方で大盛況だった。
そこかしこに立つトルソーに着せられた作品例もセンスがよく「わぁ、こんな生地の使い方、素敵だな」と思うものばかり。
次回来るときは作るものを決めて、ぜひ買い物したい。

母と名古屋の街を歩くなんてめずらしい機会で、思い出に残る旅になった。

 

祖父母の家に滞在し、その質実な暮らしぶりを見て、私も2人に恥じない生き方をしなければと思った。
一方のわが家は家中に本や物があふれかえっている。収納スペースは多いが、中が仕切られていないためゴチャゴチャになっているのだ。
この機会に不要な物は捨て、必要なものは買い足して片付けることにした。
遺品整理でいただいた物や服も一つ一つ手入れしてきちんとしかる場所におさめ、有効に活用するつもりだ。

f:id:giovannna:20200524182753j:plain

私個人の営業成績を言えば、10月はやっと例年並みの水準に戻ってきた。
とは言え、1月〜9月があまりに悲惨で大幅な赤字を埋めるには至らない。持続化給付金を満額もらっているのに生活が楽にならないのは、なお、前年比で30〜50万円減になっているからだ。(生活を楽にするというより赤字を補填する目的の補助金なのでそれが正しい。)
このまま、例年通りにやっていけたら私の家計はいずれはコロナの影響を脱することができるだろう。どうか、このまま、事態がゆるやかに収束するよう願っている。

この『コロナと私』のエッセイシリーズは完全に影響を脱したと感じるまで、ぼちぼち続けていくつもりだ。