消費税増税に合わせて「キャッシュレス・消費者還元事業」が計画されている。この事業に登録済みの店舗でクレジットカード・スマホ決済・電子マネーを利用すると、5パーセント分のポイントが還元される。期間は2020年6月までの9か月間だ。
2019年秋は、クレジットカードの申し込みラッシュとなるだろう。
最近、私は家計簿つけが楽なのとポイントめあてで、生活費の支払いをカード払いに変更した。ついでに、なんとな〜く使っていたクレジットカードを見直して、より有利なカードに切り換えることにした。
価格ドットコムで探してみると、「年会費無料・条件つき無料」でも「ポイント還元率1パーセント以上」のカードはめずらしくない。
楽天カード、Orico CARD、Yahoo! JAPANカード、JCB CARD Wなど……。
自分が普段買い物するショッピングモールに合わせて選ぶのが良さそうだ。
1. Amazon Mastercardクラシック
私はAmazonをよく使うので、1枚目はAmazon Mastercardクラシックを選んだ。
- 通常ポイント:1パーセント
- Amazonでの利用(プライム会員なら):2パーセント
- 締日: 末締め翌月25日払い
1ポイント=1円としてAmazonでの買い物に使用できる。
初回の登録さえしてしまえば、自動的にAmazonのアカウントにポイントが蓄積され、使い忘れがないのが利点だ。
2. JCB CARD Wカード
2枚目はJCBにした。加入から3か月間のポイントアップ率が尋常じゃなくお得である。(公式ホームページを参照)
- 39歳以下限定のカード
- 通常ポイント:0.2パーセント(OkiDokiチャージなどで還元率1パーセント)
- セブンイレブンでの利用:0.4パーセント(同上、還元率2パーセント)
- Amazonでの利用:0.4パーセント(同上、還元率2パーセント)
- 締日:15日締翌月10日払い
貯まったポイントは1ポイント=5円相当の「JCBプレモカードOkiDokiチャージ」にチャージするか、Tポイント、nanacoポイント、ビックカメラ、ジョーシンや各種通販会社のポイントに変換できる。ポイントを使うためには所定の額までポイントを貯め、変換の申し込みをする必要がある。(Amazonの支払いにもOkiDokiポイントが使えるが、還元率は2パーセントより低くなる。)
このカードには年齢制限があるものの、39歳までに作ればその後も利用できるとのこと。
失敗談:限度額を低くしすぎたかも?
カードを申し込みする際、私はフリーランス・低年収という条件ゆえに限度額を低めに設定しておいた。ちなみに、普段の使用額は月5〜10万円くらいだ。
ところが、今月大型家電を購入したらいきなり限度額の20万円を超えてしまい、生活費の決済ができなくなった。
そこでJCBに電話し、一時的に限度額を引き上げてもらった。申請後審査に3日間を要し、面倒だったが、できるのかなー?と好奇心で申し込みして無事引き上げできた。
引っ越しや海外旅行など、大きな買い物の予定がある人は余裕をもって計画するのがおすすめだ。またクレジットカードは必要枚数に加え、1枚予備があると安心だ。
一時的に限度額を引き上げる方法《JCBの例》
電話にて審査を受ける。(携帯電話からはナビダイヤルを利用した有料通話となった。)
↓
本人確認のための質問がある。希望金額と用途を細かく訊かれる。
↓
引き上げの申し込みができるかどうか、確認に数分を要した。(この段階で断られる可能性もある。)
↓
いくつかの用途は審査前に申請が必要だと言われ、質問される。
(例えば、新幹線の往復きっぷやギフトカードなど、換金性の高いいくつかの商品を挙げられ、使用予定がないかどうか確認された。これらは事前に申請しないと購入できない。)
↓
確認が終わると、電話を切って審査となる。結果は3日以内に連絡するとのこと。
↓
3日目に電話でOKが出、3か月後の締め日まで限度額が引き上げられた。締め日が過ぎると元の限度額に戻るので、引き上げが必要な場合、また連絡するように言われた。
対応は実に丁寧だが、合計で10数分程度の通話を要した。
終わりに
これまで優待をめあてに何枚もカードを作り惰性で使用していたが、優待店以外での利用はポイント率が下がるのでお得でないものが多い。
また、ショップAとカード会社Bのポイントがそれぞれ数パーミル貯まるなど、ポイントが分散してしまうカードも残念だ。ポイントは1か所に集約させた方が早く貯まるし、使い忘れもなくお得な感じがする。
例えば生活費で月10万円、年間120万円カードを使用するとして、1パーセントなら12,000円の還元。毎年自動的に貯まっていくと考えるとこれは大きい。
現状に飽き足らず、もっと還元率の高いカードが登場したら移行しようと思う。
追記(2019/10/5)
私はネット通販重視でカードを選んでしまったが、「マイナビムック」を見たら、もっと高還元率のカードも存在していた。それぞれ還元の仕方など特色があるだろうが、「生活費の一部使用するアマゾンで高還元率」より「全部のカード決済に高還元率」の方が全体としてお得になりそう。検討の余地はありそうだ。
リクルートカード(1.2パーセント)、REX CARD(1.25パーセント)、Kyash VISAカード(2パーセント)、P-one wizカード(1.3-1.5パーセント)など。
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